2021.04.30(2-p.53)

わりと健康な人たちのためのなんちゃってサナトリウムみたいなところに来ている。標高も高めで、空気が気持ちいい。毎日二、三回はヨガのレッスンがあって、使ってこなかった筋肉を静かに酷使することを促される。あとはぬるめのお風呂に…

2021.04.29(2-p.53)

『機械カニバリズム』では、人間を考える時、人間でないものとの比較のなかで人間だけが持つ性質を抽出するような試みには限界があることが指摘される。近代というのは純粋な抽象化の時代だった。けれどもいまとなっては、我々は人間なの…

2021.04.28(2-p.53)

週末のおしゃべりがもうオムラヂとして他人事のように聴けるのだからすごい。最近はもう自分の日記も録音もその日のうちに忘れてしまうようで、次の日にはかなり素直な気持ちで、というのは自分のパフォーマンスを点検するとかでなく、単…

2021.04.27(2-p.53)

『機械カニバリズム』読了。僕は先に読んだ料理のやつもそうだが、とにかく久保明教の書くものが非常に好きらしい。観察者と被観察者は独立に存在しているわけでなく、観察する/される関係のただなかでお互いに変容し、それまでとは別の…

2021.04.26(2-p.53)

初台にしようか下北沢にしようか。すこし悩んで、普段であれば初台なのだが、ふと学生時代バイトしていた蕎麦屋の状況が気になった。町の蕎麦屋で商圏はもとから周囲が中心だし、僕がいたころも昼休憩の会社員はそこまで多くなく大半は近…

2021.04.25(2-p.53)

今年の奥さんの誕生日は今日なので──日付上の誕生日になるべく近い週末が奥さんの誕生日だ──奥さんのしたいことをする日だ。久しぶりによく寝れたという奥さんの顔は晴れやかでそれだけでもうめでたい。パンケーキが食べたいというこ…

2021.04.24(2-p.53)

エヴァンゲリオンの序と破とQ を観ながら作業。みんなが面白がっているものはとにかく観てみようという心掛け。シンも観たくなったがそのまえにTV 版も始めてみる。はじめのほうというか序はアングルまでだいたい同じようなので飛ば…

2021.04.23(2-p.53)

図書館で借りた新潮文庫版の『おかしな男』は、これまでほうぼうで借りた本の中でいちばん不潔だった。全体的に水ヨレがあり、いたるところにコーヒーの跡がついている。全体の黄ばみも明らかに経年だけのものではなく、明らかに、この本…

2021.04.22(2-p.53)

きょう、二代目の結婚指輪がやってきた。奥さんとお互いに片膝を床に付き合ってケースをパカって開けるやつを行った。これはとても格好いい。金とプラチナの二つのリングが重なっているようなつくりで、存在感がある。全体で厚みが0.5…

2021.04.21(2-p.53)

すっかり暖かくなっていやがる。上着を羽織らずに出て首筋に感じる日差しの強さに日焼け止めを塗り忘れた後悔を覚える。きょうも『BEASTARS』のことを考えていた。セブンのことだ。自分の会社にも「ラムちゃん」のような最悪の差…