2020.12.01(1-p.365)

ホームページを作ってそこで日記を書こうと思いついたのが日曜で、そのままもろもろ準備して、昨日のうちにだいたいのことはできるようになった。もちろん百点満点とは言わないが、満点とっても嬉しいだけで、それだったら僕はある程度のところでさっさと満足して、残った余裕でほかの喜びを見つけに行きたい。

とはいえTwitter に記事を共有するときに、プレビューというのか、アイキャッチというのか、あのなんかリンクが画像みたい埋め込まれるやつはあったほうが格好よさそうで、そのためのプラグインを入れたり設定したりを今日はしていた。こうやって、少しずついい感じに整えていけばよくて、いまは散らかってたり野暮ったかったりするかもだけど、でもこうして人を招ける場所を持つというのはいい気分で、やはり他人の空間でなく、自分のところで書くのが日記はちょうどいいな、わざわざ来てくれた人だけが読めばよくて、読まれることを意識しないわけはないが、誰にでも読まれたいというわけでもないのだから。そんなことをすでに感じていて、作ってよかったなあとニマニマする。

最近は四日にいっぺんくらいにまとめて書いて、というのが常態化していたが、やはり日記は毎日書くほうがしっくりくる。毎日書く習慣をいま一度取り戻すというか、面倒ごとをわざわざ好き好んでやる、というのはやはりあったほうがいいみたいで、生活には面倒が適量あったほうが張り合いができる。

昼食後、奥さんが多動気味でカリカリしていて、漢方を切らしていてもう三日目だった。端的にヤク切れだった。いつもの薬局は遠いので、近所のお店に問い合わせて、あるとのことだったので買いに行くことにした。奥さんは仕事の手が離せそうになかったので、僕が買いに行くことになったのもそうだけど、奥さんは電話が嫌いなので、お店に僕が問い合わせの電話をした時点でケロッと眩しい笑顔を咲かせて、大好き、と言ってきた。僕たちは二人ともかなり現金で、かわいい。
お互いに自分にできる面倒は引き受けていこうね。

『ハイキュー!!』の二期の最後の三話だか四話だかを一気に観て、その勢いで三期をはじめたらこちらも最後まで一気だった。なんども呼吸ができなくなった。ぷは、と息が漏れるとき、そのまま目頭も熱くなっていた。いいアニメだ。いいアニメだなあ! もういまやっている四期に追いついてしまった。この勢いでいくと今年中に漫画まで駆け抜けてしまいそうだった。いい作品がたくさんあるというのはそれだけで嬉しいことだ。いつだって面白いもの、すごいもの、いいものにがっついていたい。

柿内正午(かきない・しょうご)会社員・文筆。楽しい読み書き。著書にプルーストを毎日読んで毎日書いた日記を本にした『プルーストを読む生活』、いち会社員としての平凡な思索をまとめた『会社員の哲学』など。Podcast「ポイエティークRADIO」も毎週月曜配信中。