今日はパフェを食べにいく日。朝ごはんはカレー。
パフェは一時間ほど待つようで、サイゼで軽食をつまみつつ待つ。間違い探しを今回は九個も見つけられた。十個目の間違いは間違いの数だろう。しかしそうだとすると間違いが間違いではなくなってパラドクスが発生する。まあそんなことはいい。時間がまだあったので公園を散歩して、ツツジやバラが咲いているのを眺めた。アゲハチョウも飛んでいて、ずいぶんと春だ。萌えてるねえ、と言い合う。
パフェはいちごのやつとデコポンのやつ。どちらもおいしいが、店内BGM の節操のなさがすごい。
さくっと帰って、奥さんはトルライ夏の映像を観て、僕は『ピースメイカー』の三話。なんだろうなこれは。べらぼうに面白い。ウィル・スミスから透けて見えるアメリカの戯画のようなドラマだ。
岩波新書の慎改康之『ミシェル・フーコー』を始める。副題は自己から抜け出すための哲学。格好いい。フーコーを見るたびに、僕は禿げたら剃り上げてごっついメガネをかけたいなと思う。フーコーはしゅっとしたメタルフレームだが。それから『現代怪談考』。「牛の首」の周辺を、出典元の確かさを誠実に考慮しつつあくまで理論立てて追求していくさまが楽しい。怪談はほら話とは違うから、ちゃんと確からしさを調べる知的誠実さが必要なのかもしれなくて、僕はそこがとてもいい感じだなと思う。
FGO のイベントが面白くない、そもそもテキストがほとんどない、とぶーたれていたら奥さんに「メインのライターさんをちゃんと休ませないといけないし、仕込みも色々あるんでしょ」と冷静に諭された。かなり納得感のある話だったので、たしかに、と感心した。それでも何かしら動きは作っておかないといけないというのは、スマホゲームの運用というのは難儀なものだなと思う。
今晩は『フェイクドキュメンタリー「Q」』の最終回の配信だ。起きていられたら見よう。楽しみだな。こちらはこちらで、フェイクと明言することでむしろ本当らしさを要請されるところがあるのが面白い。六月には『心霊マスターテープ』の新作もAmazonプライムで観られるはずだし、楽しみが多いのはいいな。夏にはいよいよミニオンも公開されるだろうし。