『不適切にもほどがある!』を見て、一話の段階ではなんとも言えないが、阿部サダヲはほんと巧い役者だなあと感心する。つまらない説教パートの薄っぺらさを意図的なものと捉えていいものか判断に迷う。ミュージカルパートの寒々しさは自身への茶化しなのか、それともベタなのか。うっすらと不安を抱きつつも面白くなるような気もしている。上京してしばらくテレビがなくて大学四年のときにバイト先の蕎麦屋で切れ切れに見ていた『あまちゃん』見たさに買うまでのあいだテレビを知らない。高校生まではテレビドラマといえばクドカンだった。就職してからはテレビを見る余裕もなくて、録画できるものもなかったからまた見なくなる。そんな個人的テレビ空白期間に放送されていた『うぬぼれ刑事』と『ごめんね青春!』の一話を見てみて、『ごめんね青春!』は面白いかもしれなかったが、『うぬぼれ刑事』はもう無理かもしれない。配信作品の一覧をチェックしているとなんと『我輩は主婦である』がある! とても好きだった。ミュージカルといえばこれだ。斉藤由貴、及川光博、竹下景子、川平慈英のベストアクトだと思う。そういえばこれも演劇の話だ。そりゃそうだ。僕はクドカンのドラマから演劇に興味を持って大学ではそれをやろうと思ったのだから。いまみると余計にセットの塩梅とか、細かい所作や台詞の振り付けに舞台に最適化された巧みさを感じて面白い。しかし、漱石はこんなじゃないだろ、という振り切りっぷりがすごい。
なんか日記飽きた。よく見ると文字ばっかだし。こんなの毎日書いてるとか変だと思う。