午前は労働。午後は新居に向かった。今月の文芸誌はもう向こうに届いていて、郵便物を受け取るためには居住確認が必要だった。確認の葉書を投函して受け付けられてからの着荷だと読み始めが遅れて心許ない。電話をしてみると留置になっているものと引き換えに葉書を手渡せばよいというので現地入りを決める。新居はあらかた出来上がりつつ、細々したところで仕上げが待たれている。撮影が入っていて、きれいに撮ってね、と思う。持ち込んだ『『百年の孤独』を代わりに読む』や「週刊読書人」を読みつつ、カメラの邪魔にならないところに移動しながら待つ。雷が鳴り、雨が降り始めた頃、郵便局員が『新潮』。『群像』、『すばる』、『文學界』を持ってきてくれる。その後、ヤマトから『文藝』も無事受け取る。これで安心だ。ざっと目を通し、『文藝』と『新潮』を持ち帰ることにして、のこりはまあたらしい本棚に挿しておく。新品というのはそれだけで感じよく、性能よく、現居のクーラーはガタが来ているから最新式の冷房の快適さを思い知る。はやくこっちに移りたいと思う。昼に食べたカレーが古くなっていて、奥さんは大丈夫じゃないかという。真に受けて食べ始めたが、やっぱり微かに酸っぱい匂いがしたので残してしまったのだが案の定お腹を壊した。それでも腹ぺこの旺盛な食欲はある。夕食は切り干し大根と鶏もものマスタード煮で、好きな味だった。重たい食器棚をなんとか粗大ゴミに出す。