2021.05.18(2-p.53)

昨晩は湿気がひどくて、いい加減羽毛布団は限界だった。中途半端に開いたままの遮光カーテン越しに空が白んでいくのを10分おきに確認するように目が覚める。その度に腕や頭をガリガリと掻きむしっていていたり、奥さんの脇腹に頭をめり…

2021.05.17(2-p.53)

『ランバダ vol.3』を読み終え。前二作ではどこまで自覚的に引き受けているかやや不明瞭であった他者をまなざし書く側であると言う特権意識を、明示的に引き受けた上でいま一歩他者に踏み込んでいくような文章が並び、シリーズ最高…

2021.05.16(2-p.53)

きょうは文フリ。来場者として参加するのはいつぶりだろうか。朝は早めに起きて、コーヒーを飲んで支度をすると思いの外はやめに済んでしまって、まあ12時前についていた方がよかろうと家を出る。モノレールで『ボーイズ』読み終え。流…

2021.05.15(2-p.53)

『ブルーノ・ラトゥールの取説』読み終え。「近代とは何か」の章はそれこそ手持ちの思考の設定を一回保留して一からセットアップしていくような興奮があって、二回読み返した。これは面白いなあ。どんどん壊れていく車を直しながら走らせ…

2021.05.14(2-p.53)

今日も久保明教。読んでいると元気になる。風通しのいい文章。ワクチンという言葉にどうしても今は敏感に反応してしまうが、COVID-19という変数の投入によって、諸関係のありようが組み変わり、結果として表面化する意味内容がず…

2021.05.13(2-p.53)

昨日の日記を読んだ奥さんはこれまでに失くなった思い出の場所を数え上げ、私たちの気に入った場所は全て失くなっていく、最終的には世界が滅ぶ、と言っていて、極端だった。 午前中は文フリで頒布する冊子の制作。もともとはフリーペー…

2021.05.12(2-p.53)

一族がポイエティークRADIO の兄弟回を聴いている。父は柿内早朝──「総長」の発音で、とのこと──にするらしい。5lack弟ならば 私は4lack オヤジはそれならたぶん3lack おじいちゃん2lackでひいじいちゃ…

2021.05.11(2-p.53)

『のろし vol.1 なぜ彼らはインターネットで創作活動を続けてきたのか?』が本当に最高の雑誌だった。三人ともそれぞれに良くて、巻末に非常にエモーショナルなライナーノーツを寄稿している夏男さんのホームページから転載された…

2021.05.10(2-p.53)

『〈聖なる〉医療』の第一部を読み終えて、集中力がわやになってしまったので雑誌に切り替えようと思う。『のろし』か『Tired Of 2021 no.1 特集:ちゃんとしなくていい路上。』 かと悩んで昨日は前者をすこし読んで…

2021.05.09(2-p.53)

午前中は奥さんとぽつぽつお喋りをしながらコンディションを徐々に整えていく。それはほとんど臨戦態勢というようなものだった。人前で話すからには当たり障りのないグルーミングのようなお喋りでなく、ともすれば殴り合うようなものであ…