2021.06.10(2-p.53)

気持ちが塞ぎがちでどうも文字だけを追う気にはなれないし映画を観る気にもなれないな、と思い、電子で買っておいた『憂鬱くんとサキュバスさん』の一巻とそれに続けて最新回まで読み続けるとはっきりと癒されるものがあった。まず「サキ…

2021.06.09(2-p.53)

帰り道にくしゃみをすると盛大に鼻水が飛び出てマスクの中が酷いことになった。このまま鼻水を食べてしまうよりはマシかな、と人気もそこまでないので思い切ってマスクを外して家までの五分を歩いた。いつの間にかすっかり夏の匂いがする…

2021.06.08(2-p.53)

『重力の虹』の下巻の注釈は「上巻の最後から読む必要がある。」というもので、愉快な気持ちになった。その後も上巻の註参照のことというのが頻発して、それはすこし困った。とはいえそんなに註釈は真面目に拾っていなくてある程度の速さ…

2021.06.07(2-p.53)

昨晩の飲み会はいつまで続いていたのだろう。途中からマイクとカメラを切ってラジオのように聴きながら寝てしまって、朝になると自分だけがずっと通話しっぱなしの状態でいた。深夜になってあたらしい恋人ができたこと、いまの恋人とのこ…

2021.06.06(2-p.53)

朝は一昨日のカレーでうどんを煮たの。今日は雨だけどもそろそろ限界なのでお出かけしないとグレます、と前々から宣言していたので、天気はよくなかったけれど家を出る。昨晩から奥さんは外に出るの面倒くさい、と言い続けていて、そうや…

2021.06.05(2-p.53)

プルースト、保坂和志、ピンチョン。考えうる限りこれ以上はないというくらい楽しい布陣。『楽しみと日々』はいまのところプルーストも二〇代は若かったんだなというくらいの感じだけれど、それでもこのころの若さをずっと覚えているから…

2021.06.04(2-p.53)

保坂和志の本を読みながら、小学生のころからこうして読んできて親の次に人格形成に影響を及ぼしたであろうこの小説家から受け取ったものとは何だろうかと考えていたのだけど、おそらくそれは不遜な怠惰さではないだろうか。すべての人間…

2021.06.03(2-p.53)

午前中に脱毛や亀洗いや米を買うなどのタスクをDONE にし、日中はピンチョン、プルーストを往復。両者の合間に保坂和志をちょこちょこ挟む。何読めばいいんだっけ、というときには保坂和志の文章がいつだって効く。さっそくあちこち…

2021.06.02(2-p.53)

昨年の春以降なにが損なわれたかって、「よそ」への信頼だ。駅の構内ですれ違うマスク非着用のおっさんが皆セクシストでレイシストな最低人間に思えてくる。会社で大声で話すことをやめられない人たちがそのまま病原菌に思えてくる。これ…

2021.06.01(2-p.53)

外に出ると疲れてしまうようになった。年々被害線に弱くなっている。紫外線ね。被害者意識が滲み出てしまった。目がしょぼしょぼするのだ。サングラスは必携だ。一昨年くらいから。それなのに去年も今年も外に出ることが頻繁ではないから…