エーステ夏単千秋楽。現地。途中休憩のトイレは男性はガラガラなのだが入り口がかなり分かりにくい。客層がほとんど女性だから、ほとんどの男子トイレは女性用として振り分け直されていて、それでも足りていないくらいだったから。しかし僕はトイレの場所を見つけ出すのに随分苦労したし、女性客の列を掻き分けていくのはかなり居心地が悪かった。僕はエーステが本当に好きだが、どうせただの連れでしょ、という目線を感じるし、それは根拠のないものでもなかった。トイレの列を見ても、やはりマジョリティとは混雑してることだと思うが、それはマイノリティは空いてて快適、ということを意味しない。マジョリティ側からの抑圧的な言説の根拠というか根っこの心理というのは、「こっちは混雑に耐えてるのに、あいつだけ順番待ちしないで済むのはずるい」みたいなことなのかもしれない。別にはっきりと嫌な思いをしたわけではないのだけど。数の前に個人はほとんど無力だな、という気持ちにはなる。
エーステは本当に素晴らしくて、今回はじっさいに途中公演中止が挟まれたからこそ、無事に幕が上がり、そして最後までやり切れたことの意味が重くて、最後の方ずっと泣いていた。天馬の素直にキザなこと言う姿勢が、とても好ましいものになっていた。生で観るとつい目で追うのは椋だった。一階の比較的前の方のセンターというかなりいい席で、オペラグラスなしでも表情も捉えられつつ、全景も一望できた。
この公演をぶじ生で観れて、そして事故なく終わりを見届けられること、それを随分切実に祈っていたようで、終演後ふたりとも晴れ晴れとしていた。お昼にも行ったガレーラ立川──おでん食べた──に夜も行って、奥のワンコイン酒屋で日本酒をさぷさぷ飲みつつ、録音。葉わさび、鯖焼き、もずく酢……、つまみもいちいち気が利いてて、お兄さんも爽やか。すっかりごきげん。録音はだいぶ放送事故。どんどん酔っ払う。〆に隣のちゃんぽんを持ってきてもらい、辛口の日本酒と合わせる。さて帰るかね、と言いつつ、手前の串焼き屋に吸い込まれてもう一杯。奥さんは久しぶりに存分にぺろんぺろん! 僕もにこにこで、てろてろ帰る。そのくせ電車で音声チェックをしながら日記を書いていて、配信準備まで終える。酔っぱらいってなんで変なとこで冷静なんでしょうね。
