2024.05.31

目が覚めた途端にもうダメだと思うような一日。それなりにメールを返したり、資料の整理をするにはするが、本も読めないし人の話がうまく処理できず、返事までにぽかんとした間があく。人間の出涸らしみたいだ、と奥さんに評される。色だけ微かについた、ほとんど水。夜、足を揉んでもらうとてきめんに頭が晴れ、そのまま寝落ちてしまう。一度起きて薬と歯磨き。また寝る。ぐっすりと。

柿内正午(かきない・しょうご)会社員・文筆。楽しい読み書き。著書にプルーストを毎日読んで毎日書いた日記を本にした『プルーストを読む生活』、いち会社員としての平凡な思索をまとめた『会社員の哲学』など。Podcast「ポイエティークRADIO」も毎週月曜配信中。