髪を切りに行くのだがバスに間に合わず遅刻が決まる。歩くことで汗だくだくになるし、自罰的な気分になるし、かなり落ち込むが、電車の乗り換えでなんだかんだで十分くらいの遅刻に収まった。到着したら、僕らの前に切っていた鮫君が会計しているところで、あ、じゃあちょうどよかったのかな、と調子よく口走ると、調整したんだよちょうどいいわけないだろ、と呆れられた。そりゃそうだ。
奥さんと交互に髪を切ってもらい、終盤ふいに猛烈な眠気に襲われる。高架下のピザ屋で軽食を摂り、渋谷に移動する。スクランブルスクエアの催事場でもともと町田にあっていまは都内に移転している有名店パフェを食べる。おいしかったが、催事場のつくりが貧相かつ工夫がなさすぎて体験としての喜びがあまりに乏しいのが残念だった。せっかく渋谷まで来たのでPARCOに寄って服を冷やかし、結局シャツを一枚買ってしまい、HMV BOOKSTORE で『ほんのこども』の文庫を買った。単行本は図書館で借りて読んだらしく、本棚にないので驚いた。奥さんの体調がきょうもあまりよくなさそうで、まっすぐ帰ろうかとも思ったけれどどうせ夕飯つくる気力もない。北千住に寄ってラスベガスで餃子。はじめてボックス席に通されて、いつもカウンターからちょっと羨んでいたから嬉しい。ちょこっとだけ飲んで、帰宅すると留守番のルドンが猛烈に抗議してくる。ふたりのあいだに挟まってきて憮然としているので寄ってたかって撫でくりまわす。すくなくとも十分ちょっとは撫で続け、ようやく満足してもらえる。
