外で労働してくたくたで帰宅すると、奥さんがてきぱきと梱包を済ませてくれていて、百冊以上の発送待ちの荷物が塔になっている。なかなかの圧迫感なので夕食後にちょっとずつ崩してポストに投函しにいく。あまり大量に詰め込むわけにもいかないので近所の複数のポストに分散させるが、それでも多い。しかし窓口にもっていく暇もあまりない。迷惑行為かもな、と思い、Gemini に問うと五個か六個に留めたほうがいいよと答えるので、十五個はたしかにやりすぎかも、でも十個ならどうだろう、八個なら?と値切り交渉みたいなことをする。どれだけゴネても推奨上限は変わらない。でもね、君も知ってると思うけれど十月からは運賃の改定とともに受付条件も変更になり、窓口受付が停止されてポスト投函しかできなくなるわけだ。君がいうように大量投函が悪だというのなら、十月からはいったいどうすればいいというんだい? ポスト内の空間の逼迫は当然予想される事態じゃないか。とまでは問い詰めなかった。そのころには汗だくで帰宅しており、風呂場に駆け込んでいたから。
