日中だらだらスマホに溶かして落ち込みたくなかったので、暇な時間はとにかく本を開くようにした。『嘘発見器の発明者たち 真実に取り憑かれた人々の物語』を読み、ヘンリー編が割り切れない幕引きを迎え、犯罪都市シカゴ編が始まる。漫画だ。しかし、シカゴ編は広げた風呂敷に対して残りのページ数が足りていないような気がするが大丈夫か。ヘンリー編もじつは話は広げっぱなしで、資料に基づいていえないことは禁欲的にいわないままだから、真相解明すっきり解決というわけにはいかず、正直ものたりなさはある。シカゴ編はそのような物足りなさが序盤から顕著なようでもあり、事件の大味さと比例して人物の相関図も複雑になり、主軸の三人の物語も交わっているようで交わっていないから味わいがぼんやりしてくる。面白くなりそうなのにジャンプしきれず打ち切りになる漫画のようになってきてはらはらする!
夕方、YouTubeのプレミア配信で『吸血鬼すぐ死ぬ』の舞台を見る。もうすでに三回目か四回目だ。これが上演された三年前って、キャストスタッフに一人でも感染者がいたら公演が吹っ飛ぶとか、客席が半分しか埋められないとか、声出しができないとか、そういうシリアスな記憶が生々しく残っている時期で、だからこそしぬステのとにかくバカに徹して楽しくやるんだという態度自体がものすごく最高だったんだよな。いま見ると当時の魔法がやや相対化されてしまった感もある。お知らせの内容は続編じゃなくて再演とのことで、寿里さん続投じゃないのか〜と思ったけど輝馬!!!
暑さで食欲もなく、ぐったりしていたら奥さんがお昼に南三のまかない飯としてInstagramに載っていた和え麺をつくりたいというので、なんとか完成させるとべらぼうに美味で飛び上がる。もっとしっかり意識がある時に食べて、うひょー!と小躍りしたかった。こういうおいしさを家で実現できてしまうと外食の喜びがめっきり減る。そうすると出かけるのが億劫になる。そうしてこの三連休も引きこもりがちで、めそめそする。夕食後、深夜までやっている喫茶店まで二人で散歩したらこのめそめそはあっさり晴れる。ちょっとでいいから家の外に出るのは大事だ。読む。歩く。しゃべる。それで元気。それができないと元気じゃないし、元気がないと何にもできない。避暑したい。川のせせらいでるところとかで。
