昨晩は雨が降り出し、気圧もあったしさいきんあまり飲んでいなかったから三杯ていどでも閾値を超えたらしく、あるいは一時過ぎにカップ蕎麦を食べたのもよくなかっただろうが、目の周りがまだらに真っ赤になって気持ちも悪く、痛む頭を抱えて眠れない夜を過ごす羽目になった。ルドンはこの一ヶ月くらい奥さんにぴったり添い寝しており、その前の一ヶ月は僕だったのに、と思う。奥さんは喉の調子が悪いのもあっていびきがぶりかえしており、ヒトのぐーぐー、猫のぷすーぷすーという寝息の二重奏。明け方になり、ルドンは僕の脇腹の辺りに潜り込んできてそこで毛繕いを始める。奥さんは寝る場所、僕は繕う場所。奥さんのぐおーぐおーと、猫のぴっちゃぴっちゃのアンサンブル。つらすぎてボイスメモで録音を回す。そのまま寝落ちて二時間ほどの環境音楽ができあがる。起きてから聞くと不思議と心が休まるので、作業中に使えるかもしれない。
あすの来客に備えて寝起きから掃除をし、先月がっつりやったからささっとやればすぐに済む。月イチくらいで人を招けば家がそこそこきれいに保たれるのかもしれない。換気のために窓を開けたせいで虫が入ってしまった気がする。遠くのスーパーまで買い出しついでにファミレスで昼食。小雨が降り出してしまうのを信じたくなくて、窓の汚れが反射してるんじゃないか、などと疑い続けてみたが、降っていた。懐疑は無力だ。
『でこれいと・でこれいしょん!』を遊ぶ。こういう言語感覚の系譜ってどこまで辿れるんだろうな。雰囲気をフインキとあえて誤った形でカタカナ表記するところとか、未熟な口語体に擬態した軽薄さでありながら明らかに文語体でしか成立しない言葉運びになっている。ルート分岐の条件がヒントを見てもなかなか掴めず苦戦する。ひとまずトゥルーエンドまでは辿り着く。祓われないギリギリのところで保ちつつ霊障を最大化する方途が見つからない。
夕食はゆがいた豚で生姜焼き、ゆがいたお湯はそのまま概念豚汁に。ウルフアロンを投げ飛ばす藤田かっこいい。
