氷枕で眠ったらぐっすり眠れて、久しぶりにぱっちりとした目覚め。布団の上でうれしさを嚙みしめる。日傘とサングラスがなければまともに外に出られないというのは、もう充分に過酷で、生存に金や装備が必須な状況というのはやはりディストピアであろう。もうすでに、来てほしくないと恐れていた未来を生きている。それは、かなり嫌だが、なんだかんだで慣れてしまえるものでもあり、生活ってたくましいねえ。
生活が安穏としているとユーモアの必要が薄らぐ。どのような状況にあっても安穏を引き寄せるための方策がユーモアだから。すでに安穏としているのであればもうどこかユーモラスであり、ユーモアをことさら持ち出す切迫性はない。だからといって退屈まぎれにアイロニーを遊ばせてみると、それはそれで、いつしかアイロニーに捉えられて陰鬱になったり不機嫌になったりしかねないから注意が必要。なるべく平気で穏やかであれかし。素直がいちばんということです。
段落と段落の間の切断をなるべく鋭くすることに心を砕いていた時期もあったし、端的に流れるようであればいいと気をつけていた時期もあったけれど、そういうことを意識せずともはや規範もへったくれもなく、ただただ書き飛ばしていくようにして暮れていくのが数年続いており、逸脱はもはや手段でも目的でもなく、ただそうあるがままというものでしかなく、そうなってしまうと特にどうということがない。
