2025.07.06
二階の図書室は寝室と図工室への扉がある面を除いた三面に本棚があり、二面は壁付けなのだけれど、室外機のあるベランダへと出るガラス戸のある面には猫トイレを置ける程度のスペースが空いている。クーラーはこの窓のある面の上部にあり…
二階の図書室は寝室と図工室への扉がある面を除いた三面に本棚があり、二面は壁付けなのだけれど、室外機のあるベランダへと出るガラス戸のある面には猫トイレを置ける程度のスペースが空いている。クーラーはこの窓のある面の上部にあり…
暑くて頑張れそうにない。遅くまで寝て、塩——ほんとうは塩じゃないらしい——を入れたお湯にゆっくり浸かる。気持ちよく汗をかく。スーパーに買い物に出かける。先月末の給料日からの約十日で食費が三万に達したと知り愕然とする。外食…
朝起きられないというよりも、夜寝れていないというわけでもなく、睡眠の質がとびきり悪いと言う感じなのか、とにかくずっと寝ていたく、朝目が覚めてからしばらく起き上がれない日が続いている。どうすればいいのだろう。暑さにしっかり…
目覚めている時間、『内在的多様性批判』をひたすら読んでいた。語り口は明晰なのだが、そもそもややこしい話で、無限後退に陥りそうな手前でぎりぎり持ち堪える人類学の学説史を追いかけるだけで脳が焼き切れそう。カント読んでおいてよ…
日記に読書のことを書かなくなったと書いたが、そもそも日記を書くペースがまちまちになっており、平気で一日や二日は空ける。そのくせまだやめそうにない。奥さんが読みたいと言ってくれるからというのもあるし、それは今日の奥さんだけ…
この日記に読書記録を逐一つけなくなって久しい。というか、日々の日記はだらだらした記述が中心で、本の引用やそれに引っ張られた考えを走らせてみる日というのは稀になっている。このことをもって、本を読めなくなっている、と自分でも…
そういえば、三宅香帆の「半身」は、平野啓一郎の「分人」をどうマネジメントするかという問題意識として読んだ。「分人」が一貫性をもった個人というものを相対化して、それぞれの環境下で成立する「私」同士の齟齬に悩まなくていいのだ…
十時くらいまでゆっくり眠る。録音も今週は済ませているので、この週末は柿内の余地はなく、ただただ奥さんと過ごすことができる。奥さんにそう言われて気がついた。嬉しいことだ。午前中は買ったばかりのジンバルカメラを開封し、さっそ…
朝、家を出るまで『絵画の素』をてきとうにひらいたところから読む。とてもいい造りの本だな、とひらくたび思う。YouTubeで最新の講演映像を流す。コーヒーの減りで月末を感じる。リュックには『感覚のエデン』。乗り換えの北千住…
いきすぎた「正しさ」が蔓延って窮屈だ、みたいな言説、まったくピンとこない。それは主にインターネット上のテキストベースのコミュニティの一部に見られる傾向にすぎないのではないか。ふつうに街を歩いていて、そのへんの人らの言動を…