『『ベイブ』論、あるいは「父」についての序論』

映画『ベイブ』を丹念に見つめることで、「現代における父性とはどのようなものであるべきか」という大きな問いに挑む。 映画を見るとはどういうことか。映画の表層だけを注視するのでもない。かといってありもしない深さや奥行きに捉わ…

『会社員の哲学 増補版』

2021年に発表し、ご好評いただいた哲学風エッセイが新書サイズになって帰ってくる。 読みやすさを向上させる改訂や、一章ぶんの増補を加え、より親しみやすい一冊になりました。 「会社員」というありふれているようでどうにも特異…

並走する日記本『差異と重複』

※現在品切れ、増刷未定。あとは各書店にある限りです。 並走する二つの日記。  停滞と変容の諸相。  どうでもよくない、代わり映えしない毎日。 2021年と2022年の日記が並走する大きな日記の本。 図…

2024.04.15

昨晩の録音で五誌の創作が充実していてたいへんだと零すと奥さんがトリッパーもあるじゃんと言いやがるから、今月の小説は二十五作から三十作に増えた。土壇場でゴールラインを向こうにずらされたようなやるせなさがあるが、こちらが目を…

2024.04.14

朝から具合が悪かった。奥さんも寝れていなくて絶不調ですと全身で訴えかけていたので、朝食を雑に用意くらいはするが、いちにち甲斐甲斐しく面倒を見るというのは無理そうだ。きょうはマチネだけみて深追いせずに帰ろうと思うが、どうせ…

2024.04.13

きょうは『文學界』を持って電車。これまではこの時期には各誌の掲載作を一回は読んでメモを作り終えてるくらいの日付な気がするのだけれど、噓かもしれない。先月は量も質もそこまで大したことがなかったからするする終わって、その印象…

2024.04.12

鼻のかみ過ぎだろうか。耳の奥から異音がする。頭を動かすたびに、ブツッ、ブツッと鳴る。垢が鼓膜に張り付いてしまったのかもしれない。耳鼻科に行くのが面倒だな、と思う。そもそも起きたら動き出さねばならないのが面倒で目が覚めても…

2024.04.11

ある日、隣で眠っている男の寝顔を眺めながら、この人はじぶんの弟が書いた看取られ音声についての論考をもう読んだのだろうかと考える。そこから考えは順接で飛躍し、自分か相手のどちらかがどちらかを看取ることを想像し始めると、無性…

2024.04.10

文芸誌の面白いところは、掲載されている文章ごとに感覚される時間があまりに異なることだ。月刊誌という特性上、特集にあわせて集められた原稿には明らかに拙速であると思われるものもあれば、小説の発表の場として何年もかけて練り上げ…

2024.04.09

アラームを止めてカビゴンを起こす、そのiPhoneを握ったまま気絶するように二度寝してしまった。大雨だった。たい焼きを解凍のちにトーストして、コーヒーを淹れる。もちろん腹に収める。『群像』をリュックに入れて、雨靴を履いて…

2024.04.08

きのうはなんだかんだで夜更かししてしまって眠かった。朝は八時に目が覚めるようになっているのだが、そのぶん睡眠不足が嵩む。七時間を切ってしまうとだめなのだ。きのうの歩数は17,687歩だった。昼寝をしたら二時間経っていた。…

2024.04.07

朝は成城石井のチーズケーキ。大きなパッケージのやつではなくて、カップのもの。奥さんが買ってきてくれた。目が覚めるような甘さ。このサイズでもほんのひとくち分だけ過剰だった。コーヒーで口を直し、出かけていく。 読書会は前回は…

2024.04.06

『センスの哲学』を読んでこれはほとんど『自炊者になるための26週』だなと思う。 千葉雅也の一般向けの本はどれもいわゆる「わかりみ」がありすぎて、読む前と後で何も変わらないというか、そうかこうやってプレゼンすればマスにリー…