制作物のまとめ

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目次 はじめに選ばないで済ませたかったそれぞれであること名前をつけてやらないといけない猫を待つ日記(抄録)欠けていない耳、片方だけの目振り回されるという愉悦動物であること猫が来る前の日記の猫(抄録)おわらない お取扱店舗…

青木真兵・柿内正午『二人のデカメロン』

一四世紀半ば、ヨーロッパ中でペストが猛威を振るうさなか、フィレンツェの作家ボッカチオは『デカメロン』を著しました。これは「十日」を意味することばで、感染症対策で外出自粛を強いられた当時の老若男女十人が、十日間にかけて退屈…

『『ベイブ』論、あるいは「父」についての序論』

映画『ベイブ』を丹念に見つめることで、「現代における父性とはどのようなものであるべきか」という大きな問いに挑む。 映画を見るとはどういうことか。映画の表層だけを注視するのでもない。かといってありもしない深さや奥行きに捉わ…

『会社員の哲学 増補版』

2021年に発表し、ご好評いただいた哲学風エッセイが新書サイズになって帰ってくる。 読みやすさを向上させる改訂や、一章ぶんの増補を加え、より親しみやすい一冊になりました。 「会社員」というありふれているようでどうにも特異…

2025.04.24

きのうの帰りの電車では大島弓子を読んでいた。 なんのために ゆっくり眠ることを ゆっくり歩くことを ゆっくり考えることを 失ってくらすのでしょう お金のために なんのお金のために 大島弓子「クレイジー ガーデン PART…

2025.04.23

オング『声の文化と文字の文化』と併読してることで、カントが試みる悟性と理性の切り分けの意義を考えやすくなっている気がする。悟性とは経験的で文脈依存的な声の文化であり、理性とは超越的で独我論的性格をもつ文字の文化である、と…

2025.04.22

日記のタイトルを「2025.04.33」と書いていてもうだめ。 昨晩足回りのストレッチをしたら爆睡で寝坊した。足汗も久々にびっちゃりで、滞っていたものが溢れ出しているのかもしれない。お腹も痛いし。これまで不調に気づけない…

2025.04.21

すでに暑くて寝苦しく、朝は起き上がれない。湿気なのか気温なのか、判別がつきづらい。枕元の水筒から白湯をがぶがぶ飲んでもなかなか目覚めが悪い。 ルドンは一階の階段下のトイレを主に使っており、なかなか二階のトイレに心を許して…

2025.04.20

寝坊したのに朝マック。年々、味のおもちゃっぽさが増している気がする。あるいは加齢で受け付けなくなっている。それを確かめにいくわけでもないが、極たまに食べたくなる。毎回もうこれが最後かなと思う。スーパーで買い物してから帰宅…

2025.04.19

前回の行かなかった文フリの後に注文し、すっかり忘れていた『文フリと批評』が一昨日くらいに届いて、電車で読んでいた。すでにこのころの気分がだいぶ古びているようにも感じられる部分も多く、山本浩貴の私的文脈からの懐古からの現状…

2025.04.18

カント『プロレゴメナ』の読書メモ。 カントは悟性と理性を切り分けて考える。 悟性というのは、英訳ではunderstanding だという。ひとが世界を把握するための形式を司る、といっていいと思う。たぶん。感覚器官によって…

2025.04.17

ちょっと寝坊したので、起き抜けすぐさまキネマ旬報シアターに出かける。きょうは映画を観る日と決めていた。昨日も『教皇選挙』を観てしまったけれど、あれは突発的な前哨戦みたいなもので、きょうのほうが前から予定していたことだった…

2025.04.16

今日はいつもと違う現場での労働予定で、微妙に憂鬱だった。なるべく気分を保つために、家を出る時間を普段より一時間遅めに設定して、一時間たくさん寝る。起きて、今朝のルドンは膝に落ち着きたがる。『声の文化と文字の文化』を十分だ…

2025.04.15

七時に目は覚めるが、起きる気が起きない。食事を終えたルドンが呼んでくれるから頑張って起床。コーヒーを持って、おはよう、と声をかける。ちょっとだけ膝に乗って、三ストロークくらい撫でさせたところで、すん、として階下へと降りて…