制作物のまとめ

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青木真兵・柿内正午『二人のデカメロン』

一四世紀半ば、ヨーロッパ中でペストが猛威を振るうさなか、フィレンツェの作家ボッカチオは『デカメロン』を著しました。これは「十日」を意味することばで、感染症対策で外出自粛を強いられた当時の老若男女十人が、十日間にかけて退屈…

『『ベイブ』論、あるいは「父」についての序論』

映画『ベイブ』を丹念に見つめることで、「現代における父性とはどのようなものであるべきか」という大きな問いに挑む。 映画を見るとはどういうことか。映画の表層だけを注視するのでもない。かといってありもしない深さや奥行きに捉わ…

『会社員の哲学 増補版』

2021年に発表し、ご好評いただいた哲学風エッセイが新書サイズになって帰ってくる。 読みやすさを向上させる改訂や、一章ぶんの増補を加え、より親しみやすい一冊になりました。 「会社員」というありふれているようでどうにも特異…

2024.12.07

朝の鳴き声については、奥さんは耳栓をしたら気にならなくなってちゃんと寝たいだけ寝れるようになったみたいでよかった。きょうは僕が出勤で、奥さんが通院。日曜に猫が来てからなんだかんだでどちらかの人間が一緒にいた。それでも姿が…

2024.12.06

来週のON READING でのおしゃべりに向けて気分をつくっている。青木さんの近作を取り上げつつ、アメリカの話から、近年の政治思想の見取り図の描けなさについて、素直に困惑を吐露してみて、ふたりで考えてみたいなと思ってい…

2024.12.05

けさは四時半に鳴き始めていたようだけれど、僕はぐっすり眠っていた。奥さんの睡眠不足が心配。今朝は僕が早めに起き出して相手をしてからゴミ出し。膝の上で丸くなるのに任せておいて、『山學ノオト5』を読み終える。読んでいて、来週…

2024.12.04

『スブロサ SUBROSA』、けっきょく昨晩は帰宅してからあまり時間と体力がなかったから、今朝の通勤で聴いた。家から歩き出すと、大通りを朝日に向かって歩いていくことになる。「百万那由多ノ塵SCUM」の歌い出しに不意をつか…

2024.12.03

日曜に猫が来て、きょうで三日目だ。猫のほうはずいぶんと堂々としているけれど、人間のほうはまだふわふわしている。すでにとてもかわいいのは確かだ。かれの好ましいなと思うところは、奥さんと二人でなかよくソファに座っているとあい…

2024.12.02

六時十五分前からしっかり鳴きだし、人間を起こす。おそらくごはんの要求。食後も遊んで欲しがる。この家のリズム的に、なるべく後ろにずらしたいところ。今日のところは奥さんがソファに寝転がりながら相手をする。僕はちゃっかり二度寝…

2024.12.01

昨晩は案の定そわそわして寝付けず、今朝も六時半には目が覚めた。ふだん十時まで平気で寝ているふたりとしては異例のことだった。朝起きると、トイレの位置はここじゃないんじゃないかとか、ケージの組み立て方はもっと別がいいんじゃな…

2024.11.30

てきぱきとタスクをこなして気分爽快。お昼には奥さんと近所を散歩。公園の木々の紅葉がすすんでいて、視界が焦げ茶と赤に占められる。陽光に鋭さはなく、でも眩しい。犬が多い。 あす、猫がくる。あらゆる検索エンジン、SNSで「保護…

2024.11.29

あんなにごきげんだった奥さんは今朝はしっかり二日酔い。いつもより声が二段くらい低くて、不機嫌そうに聞こえる。やな感じだなあと思いながら会議をしていると、もしかして風邪ですか?と問われて、ああ、僕も声が小さくて怖そうに聞こ…

2024.11.28

午前中は髪を切りに行く。担当の美容師が宮崎智之さんに似ている。二ヶ月伸ばした髪を整えてもらい、ようやくかわいいなと思っていたフォルムが実現する。帰りに頼まれたお使いは、難しくて断念した。 大きくて重たい段ボールが届いてい…