制作物のまとめ
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目次 はじめに選ばないで済ませたかったそれぞれであること名前をつけてやらないといけない猫を待つ日記(抄録)欠けていない耳、片方だけの目振り回されるという愉悦動物であること猫が来る前の日記の猫(抄録)おわらない お取扱店舗…
一四世紀半ば、ヨーロッパ中でペストが猛威を振るうさなか、フィレンツェの作家ボッカチオは『デカメロン』を著しました。これは「十日」を意味することばで、感染症対策で外出自粛を強いられた当時の老若男女十人が、十日間にかけて退屈…
映画『ベイブ』を丹念に見つめることで、「現代における父性とはどのようなものであるべきか」という大きな問いに挑む。 映画を見るとはどういうことか。映画の表層だけを注視するのでもない。かといってありもしない深さや奥行きに捉わ…
2021年に発表し、ご好評いただいた哲学風エッセイが新書サイズになって帰ってくる。 読みやすさを向上させる改訂や、一章ぶんの増補を加え、より親しみやすい一冊になりました。 「会社員」というありふれているようでどうにも特異…
『ディスコミュニケーションの心理学』。そもそも本書におけるディスコミュニケーションという和製英語の定義から説明するべきだろう。とりいそぎ、それはある特定の視点から見たとき、ズレが現れている状態であるとされている。つまり、…
人に勧めておきながらちゃんと読んでない本というのはある。『AMETORA』もその一冊で、二割くらいのところで中断して二年近く経っている。というか僕より楽しく読めそうな人に勧めるのだから僕が読んでいる必要は必ずしもない。し…
さいきんはたくさん食べるのを心掛けている。朝食はウインナーソーセージ、月餅、バナナ。朝食をしっかり摂ると重怠くなると思い込んでいるが、炭水化物を控えれば問題ないかもしれないという気配がある。そもそも今日は午後に健康診断が…
週末に庭の除草作業をしたさい、裏手のドクダミを夢中で踏みにじるあいだに出窓の雨戸の角で右脇をガリッとやってしまう。血が滲みシャワーが滲みた。痣まで出来てきたようでとにかく体に傷があると注意が散漫になる、家のあちこちにポケ…
奥さんが庭に除草剤を撒いていく後ろをついてゆき、散布されたドクダミを念入りに踏みにじる。汗だくで、つづきは夕方に回す。作業後、シャワー。 奥さんと『アイアンクロー』を観る。僕は昨日も見たのだが、思いのほか大傑作で二人で見…
リュック型のソフトケージにルドンを入れてタクシーを呼ぶ。自転車でも行ける距離だけれど、陽射しがつらいのとすこしでも快適にしてあげたい。とはいえケージの狭さが嫌いなので車中でも待合室でもずっと鳴き続け、メッシュの小窓のとこ…
らっきょうを食べたくてらっきょうに似合ういかにもなおうちカレーを作る。ルーに悩んで、ゴールデンカレーの中辛にした。実家のカレーはこれだったような気がする。バーモントカレー甘口に始まり、しばらく弟妹のためにこれと中辛とを二…
べちゃあ。帰りに『盗まれた誇り』を買う。 ホックシールドのディープストーリーという道具立ては、「感情的」で「不合理」としか思えない言動でも、それを裏打ちするある種の合理性があることを示すことで、ちゃんと平行線のまま対話を…
終日慣れない場所で賃労働。なんかわかったふうな顔をしていた。いつバレるのかと思い続けてもう十年以上勤労しているのだからすごい。堂々とわかりませんということも大事。とにかく堂々としていれば大概のことは通る。しかし堂々とし過…
虚勢と謙遜。読んでいた本で目に留まりつつ通り過ぎたところには、このふたつが並置されていたのだったか。どちらかあるいはどちらも、別の言葉だったかもしれない。とにかく、仕掛ける側からすればはったりをかますべきところと抑制する…