終日慣れない場所で賃労働。なんかわかったふうな顔をしていた。いつバレるのかと思い続けてもう十年以上勤労しているのだからすごい。堂々とわかりませんということも大事。とにかく堂々としていれば大概のことは通る。しかし堂々とし過ぎているとタスクの過集中を呼ぶので、適度に恐縮もすること。虚勢と謙遜。じっさいどのような語の選択がなされていたか確認できないままでいるけれど、この二つをどう組み合わせ出し入れしていくかということを改めて意識している。控えめに泰然自若。つつましやかに傲岸不遜。若いうちは一つの時代しか知らないから必然的に時代と同期しているという確信を持ちやすいけれど、三〇を超えるとひと巡りはしているので現在をよくもわるくも相対化できてしまい、これが自明の現実であってたまるかよという気分が湧きやすく、そうなるとそもそもしれっとふつうに驕るというのができなくなってくる。放っておけば卑屈になるし、かといって傲慢に振り切ってもかなり害悪。ちょうどよく調子に乗るというのを試していかなくてはならない。平気な顔して無理めな挑戦をし続けるほかない。夕方からだいぶぺしょぺしょで、雨降ってきた。もう余裕で無理だねこれは。べちゃあ。
