2021.05.26(2-p.53)

南森町さんのDiscord でミッチーのことを教えてもらって、ファーストアルバム『理想論』を聴いて日本のデヴィッド・ボウイだ! とぶっ飛んだ。奥さんにも聴いてもらうとヴィジュアル系に造詣のある奥さんは、96年というミッチーのデビューはすでにヴィジュアル系全盛期のあとであり、ヴィジュアル系ではコンセプトアルバムというのはよくあるが、などと冷静に分析をする。そもそもデヴィッド・ボウイが日本のヴィジュアル系に与えた影響ってどのくらい大きいんだろう。そもそもグランジじゃなくてヴィジュアル系なのって日本だけの文化なのかしら。知らないことが増えるのは楽しい。その勢いでTVer でマツコのナポリタンを見てゲラゲラ笑う。ミッチーはすごい。こんなコンセプチュアルなポップアイコンが日本にいたのか。フィクションをフィクションとして信じる、というのを僕は最近よく考えるのだが、ベイベーと男子はまさにそれを体現している。

柿内正午(かきない・しょうご)会社員。プルーストを毎日読んで毎日書いた日記を本にした『プルーストを読む生活』、「家」の別のやり方を模索するZINE『ZINE アカミミ』などを制作。Podcast「ポイエティークRADIO」も毎週月曜配信中。