2021.07.21(2-p.150)

昨夜は3時くらいに寝たので今朝は10時まで寝た。一時間かけて朝ごはんを食べて落ち着かず部屋をうろうろしていたが昼ごはんの買い物を頼まれたのでついでに一時間くらい散歩することにしてON READING まで歩いていく。面白いくらい汗をかく。こちらのほうが湿気は低いらしい。東京ではべったりとして汗をかけない。

ようやくお店に着いて、やっぱり気持ちのいい格好いい棚で、あれもこれもと買う。レジでご挨拶して、ちょうど納品に来ていた方が作った本も買ってみることにする。黒田さんは僕のことを、めっちゃ喋る! と紹介してくださって、笑ってしまう。本を作ってる、というのに続いて出る言葉として、めっちゃ喋る! というのはすごくいいな。イベントではもう一人めっちゃ喋る人とやるので、ほんとにめっちゃ喋ります。黒田さんはお二人ともポイエティークRADIOを聴いてくださってるみたいで、それも嬉しいし、そうなると確かにめっちゃ喋るというのが前に出てくるのもわかるというかこの日記も含めて僕はつねにめっちゃ喋る。黙ってた方が格好良く見えるのに、という思いはずっとあって、でも黙れない。なんだかずっと喋ってしまう。思慮深い沈黙というのができない。めっちゃ喋る。汗をかいたのでオリジナルの可愛いTシャツも一緒に買って、隣のギャラリーではELVIS PRESS の歌集と寺井奈緒美さんの土人形を買った。「漢方相談」という看板の傍で溶けるよう倒れ込むサトちゃんの人形。相談に行こうとはしたが、相談に行く元気すら残っていない、そういうままならなさに親近感を覚えた。

昼ごはんを買いに二駅歩いて戻るとパンツまでぐっしょり汗で濡れた。服を着たままプールにでも入ったかのようで愉快な心地になってくる。とにかく暑い。スーパーできしめんと天ぷらを買って帰ってすぐにシャワーを浴びてそのまま着ていたものを手洗いして早速「READ OR DIE」とプリントされたTシャツに着替える。洗濯物は一時間もすればパリッと乾くほどの天気で洗濯には気持ちの良い日だ。

食後はしばらくのんびりすると名駅まで送ってもらって駅は引くほどの人手だった。世は連休前日なのだ。お茶でもしてから帰るつもりが、この人じゃあね、とさっさと退散することにする。見えなくなるまで見送ってくれるから、見えなくなるまで何度も振り返って手を振る。奥さんが東京駅でなんども手を振ってくれたことを思い出す。新幹線ではよく寝る。

柿内正午(かきない・しょうご)会社員。プルーストを毎日読んで毎日書いた日記を本にした『プルーストを読む生活』、「家」の別のやり方を模索するZINE『ZINE アカミミ』などを制作。Podcast「ポイエティークRADIO」も毎週月曜配信中。