2021.07.08(2-p.150)

朝は明け方に目覚める。すこし眠気を手繰ろうとしたが引っかからないので諦めてすこしiPhoneをいじってネロ祭の周回をした。寝つきの悪い奥さんは寝顔もだいたいしわくちゃで苦しそうだが今朝は穏やかでつるんとしていたから起こさ…

2021.07.07(2-p.150)

ベケット『プルースト』と保坂和志『試行錯誤に漂う』を持って家を出る。だいたいベケットを読んでいた。文意が取れないまま数段落進んで、まったく訳がわからないことに気がついて戻って読むのを繰り返すと何となくわかってくるような読…

2021.07.06(2-p.150)

そして夫もその街で暮らしはじめて、オオゼキで買い物をして、オオゼキを好きになった。その魅力はなにか、と問われたとき、夫はあまりに多くの事柄がわきあがってきて、思わず胸がいっぱいになり、うまく話し出せなくなってしまう。説明…

2021.07.05(2-p.150)

すっかり湿気っていたシーツと布団カバーを洗う。昨日の方が天気は悪くじっさい体の大部分は今日の方が元気なようなのだけど頭がどうもぼんやりとするというか、凪いでいる。どうしても動かない感じになって、本を読んでも感受できるもの…

2021.07.04(2-p.136)

寝室の布団の位置からして引き戸を開けて廊下に出るには隣で寝ている奥さんを跨いで行く必要がある。起こしては悪いので膀胱の限界まではがまんする。さいわい奥さんが目を覚ましたので跨いで行く。戻るとまた眠っていて、そこまで気を使…

2021.07.03(2-p.136)

今日も雨。出勤の日に限って雨ばかりというのはさすがに認知の歪みというものだろう。天気と人は映画と違い主従が逆で、天気によって感情が規定される。ある程度は。朝の駅までの道に配置される古いアパートの塀にこれまでなかった表札が…

2021.07.02(2-p.136)

『プルーストを読む生活』は役にも立たなければ物知りにもならない楽しいだけの読書、というところに注目されるように作っていたし、書いたので、読んでくださった人の多くがそこに喜んでくれる。プルーストのころの日記の楽しさは、それ…

2021.07.01(2-p.126)

日記をやり直す手がかりが掴めたような気がしてきてから読書も調子がいい。しかしぐぐっと潜るように読んでようやくページから目を上げる時にはすでに脱水や眼精疲労による頭痛や虚脱感に見舞われるのでただ単に自律神経の乱れによる過集…

2021.06.30(2-p.77)

昨日は奥さんに僕がいかに保坂和志の世界観というか人間観というか創作観というかそういうものを受け継いでいるのかというような話をしていた。世界の方が人間の構築するものよりもずっと大きくて、人間は個々の体で世界を感受するのだか…

2021.06.29(2-p.53)

ザリガニほどは臭くないよ。 先日友達と電話越しに話していた奥さんは亀を飼うことについてそんなことを言っていたのが聞こえた。その亀の水槽がザリガニなみに臭う。水は昨日換えたばかりだった。それなのに水の腐ったような、微かに青…