流石に慣れたものでふらっと出て午前中には名古屋だった。ビックカメラ前まで両親に迎えに来てもらって、そのまま金山へ向かう。まずは母のリサーチによってランチの場所に選ばれたBERING PLANTを目指す。ひき肉とキャベツのラグーのパスタをいただく。おしゃれ。母はこういうお店を見つけるのもささっと写真を撮るのも上手。
そのまま歩いてTOUTEN BOOKSTORE に納品に伺い、すこしお話もさせてもらう。僕はにこにこと機嫌がよかったのでよかったねと思う。父と母も本を買う。僕も買う。今回は2階のスペースも覗いて、もとの物件の作りを活かした格好いい空間だった。ポイントカードを忘れたのがしまったことだった。
それから熱田神宮を過ぎて白鳥庭園へ。もとは貯木場だったところに由緒正しそうな雰囲気のまったく新しい庭園を拵えたとのことで、それにしてはとても由緒正しそうでいい庭園だった。いい光で、写真をたくさん撮る。鯉を騙したり、ぜんざいを食べたり、滝の前でまるで遠出したかのような記念写真を撮ったりして遊ぶ。いや僕は実際遠出しているのだが。
実家に帰ったのが十七時前。BERING PLANTでテイクアウトしたチョコバナナタルトを食べながら心霊やゾンビや社会や宗教について二時間みっちり話す。本当は最初の車中からずっと喋っていて、今晩話そうかと思っていたことはあらかた話し終えてしまった。このあとのトークで、これはさっきも話しましたが、とうっかり言ってしまいそう。
もちろんそんなことはない。ON READING には開場時間に着いて、黒田さん夫妻と青木さんにこんにちはして、しばらく隣の店内で本を選んだりしつつ、ギャラリーに戻って始まってからは猛然と喋り続けていた。もはや頭も気もなんにも使ってない。ちゃらちゃら喋り続けて一時間半があっという間だった。質問者の方の投げかけがとても素晴らしくて、週休三日めざしてこう、と明るい気持ちになる。
打ち上げは中華。ここでもにこにこたくさん話す。よく食べる。ビールもちょっといただく。日付の変わる頃に帰って、二十五時半まで父と話す。今日のトークの反省会のようなものも、これからに向けての問いかけもここで得たようなところもある。明日の電車やルチャ・リブロではこんなことを話したいな、と思い、ほんとうに尽きないな、と驚きながら風呂に浸かって日記を書いていて、いや、こんな日のこんな時間になってもちゃんと書くんだ、と呆れる。
しかし自分で決めた決まり事をめんどくせえな、と思いながらも律儀に守ることによって、なんだかんだ僕自身が保たれていたり助けられている部分があるのだ。面倒ごとをわざわざでっちあげて引き受けること。毎日の日記、毎週の録音。よそいきの顔をすること。
