石はネロのために貯めているといったが、そう書いた直後に昨晩は紫式部をお招きした。くるくる回る光の輪が金色や虹色になると脳内に興奮物質が分泌される。僕はその虜になりかけている。ぜったいにギャンブルとかやっちゃいけないタイプだと思う。すぐ依存しそう。
今日は午前中に起きることができたので代々木上原に出かけて行って、タテイスカンナでかわいいダウンコートを買った。タテイスカンナは来るたびに気持ちいいおしゃべりができて、服が好きなんだろうなあと言うのがのびのびと伝わってくる接客だった。置いてあるものは全部可愛くて三〇を手前にしてむしろ攻めの気持ちが湧いているのでターコイズブルーの鮮やかなやつに決めた。袖を通した瞬間にこれだ、となる買い物は気持ちがいい。
そのへんぶらついて何軒か試すもぜんぶ予約なしではダメだと断られて、そう言う土地柄なのかなあと駅ビルの中の梅蘭で昼食。こういうときさっさと見切りをつけて適当なところでよしとできると調子がいい感じがする。食べ過ぎた。
登戸経由で『羅小黒戦記』の極上音響上映を浴びに立川シネマシティへ。登戸も南武線も初めてな気がする。
なんだかんだで開演ギリギリで、とはいえ先ずは予告編で、奥さんも僕もポケモンの予告編ですでに泣いていた。多分これみてもこの予告編以上のこと何もないんだろうな、と思うのだけど、ちょっと観たい。僕の左が奥さんで、右隣の人もおそらくリピーターで、なぜかと言うと僕が次に来るシーンを先取りして涙腺を緩めているとその人も同じタイミングでティッシュを取り出していたからで左から奥さん、僕、その人と、並びでグスグスと泣いていた。水が飲みたい、頭がいたい、と終わった時には思っていた。めちゃくちゃいい作品じゃん、とまた思う。
電車では『〈責任〉の生成』を読んでいたが、最期の直線は平安京に赴いて奥さんと追いつ追われつした。
