朝も遅かったし昼寝もした。それなのに二十二時にはもう眠たい。
あらゆることがちょっとずつ停滞していって年の瀬らしい気分が高まる。今年はなんだかこうして強制的に弛緩させられるようなありかたが沁みる。あるいはただ僕が弛んでしまっているだけなのかもしれない。この半月ほどあらゆるSNS への興味が薄らいで、コーホーも飲まず、依存先がどんどん減っていく寂しさがあるわけでもなく、ただただ白けている。コーヒーへの関心がなさ過ぎてミスタッチに気がつけない。コーホーでもいいじゃんべつに。もう全部、いいじゃんべつに、だ。明るい廃墟のような電子空間で新しい何かをいち早くキャッチして何かを言うというゲームとの距離がすごい勢いでひらいていく。それはすこし寂しい気もするが、このまま自分の興味関心だけをよすがにふらふらとしてしまうのでもいいとも思っている。話題についていきたいような教室も部室ももうどこにもないし。
身も心も凪だが、その動かなさを歌にしてぺなぺなと口ずさんでもいるから機嫌はいいらしい。夕食は豚汁で、食後はぷよぷよで遊ぶ。ハンデをつけないと勝負にならないので、奥さんが中辛なら僕は甘口、僕が中辛なら奥さんは辛口で三本勝負。結果は五分だったけれど、いくらいい勝負ができてもこちらは下駄を履かせてもらっているから勝ったという感じもなく、とにかく奥さんが己との戦いに挑む、壁打ちの壁のような気持ちで挑んでいた。緑茶を淹れてもらって、二人であんぽ柿を食べる。おいしいね。
