待ちに待った休日。寝たいだけ寝る。目が覚めてもそう簡単には起き上がらない。最適な温度と湿度を維持している布団の中で『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の上巻を読み終え、ワオ、すごい面白さだ。立ち上がってコーヒー! と言って、自分でお湯を沸かしてミルで豆を挽いてドリッパーをセットしてちびちびと淹れるとコーヒーができた。朝食を食べながら下巻を読み出す。Kindleの予測では読了に10時間半かかるらしい。きのうこの予測と照会するために時間を測ってみたがけっこういい精度らしい。もう十一時近いので、きょうで読み終えることはなさそうだ。夢中で読んでいると奥さんがその姿勢は首に悪そうだというので部屋から書見台を持ってきて快適にする。リビングが暖かくて、だいぶ春の感じがしてきた。梅が咲くころだ。お昼は味噌おでんを煮込みうどんにする。
17時には読み終えて、とてもいい本だった。Kindleの予測した半分の時間で終えたわけだが、予測は常に修正されて、終盤になると誤差なくこちらの読む速さを計算していたのでジャズハンズしてみせる。かなり楽しかったな。ごきげんだ。夕飯の買い出しに行く。味噌おでんの残り、わかめと胡瓜の酢の物、生姜焼き、大根と豆腐の味噌汁。そして面白い小説に乾杯するための缶ビール。言うことなしのおやすみだった。
お風呂を済ませた後は『Chants of Sennaar』。これも面白い。面白すぎてぎりぎりまで夜更かしするので日記書く体力がほとんど残らない。奥さんはハマるといつまでも遊ぶ。止めても無駄だ。もうやめる、と言ってからが長い。僕はしめしめと思い、罪悪感を奥さんに押し付けて限界まで遊ぶ。もう寝たいのに日記を書かされる。