迷惑メールフォルダに振り分けられていて気が付かなかった依頼に返信。かつてTwitterだった場所にダイレクトメッセージで確認が来ていたけれど、こちらも見ていなかった。元からタイトなスケジュールがさらにタイトになってしまった。この夏の締切は三本。たいへんなことだ。一本めどをつけて、『女子プロレスの誕生』を読み終える。久しぶりに心霊ドキュメンタリーでも見るかあと思い『呪いの黙示録』を。これは知らなかったけれど佐々木敦がツイートしていて知った。コロナ禍の作品。心霊映像やポッドキャストを流しておきながら、延々とオルガマリークエストに挑戦し、なんとか終える。原稿はほとんど進まなかったけれど、めいっぱい無為に過ごすことでリフレッシュできた。
お昼はてきとうに残り物で済ませたが、この時点でもう十五時。郵便受けに『文學界』と『群像』が投函されていたので、写真を撮って告知をする。タイムラインにはシネマカリテ閉館の報。こういうのがずいぶん堪えるようになった。失われたものはもう戻ってこない。施設も、食堂も、あらゆる空間は、途絶したらもう別ものになってしまう。閉店や閉業は、その場所の分だけ世界の楽しさが減ることだ。しょげる。
ルドンの背中にまた瘡蓋ができていて、撫でながら剥がれてきたものをそうっとつまんで取り上げる。うっかりまだ皮膚にくっついているものをべりってやらないように気をつけた。
夕食は昨日のカレー。そのため丸一日だらだらできた。食べながら見た『CITY THE ANIMATION』の五話がすごすぎて、食事の手が思わず止まる。食後、ダヤンのパズルが完成。昨晩はちっとも進まなかったのだけれど、睡眠学習の成果なのか、きょうは微細な差異を感じ取る目が出来上がっており、さらにはピースごとに試してみる根気も身についていた。できるもんだねえ!とハイタッチ。お風呂に入ったあと、奥さんはぐんにょりして、暑い暑いとうめいている。僕はけっこう過ごしやすく感じているから、体内の温度の問題だろう。心配だ。
