始発で帰る時、僕たちの乗りたい電車は目の前で行ってしまい、けっきょく冷房もないホームで二〇分も待たされる羽目になった。なんだよー、とうんざりしながら、のぼせたような体を持て余す。電車の中では貸してもらった本を読んで、寝ないように頑張った。コンビニで緑のたぬきを買って、帰宅すると朝帰りを猫に咎められる。猫トイレを綺麗にして、熱いシャワーを浴びる。脱衣所にルドンは居座ってずっと鳴いている。洗顔料やタオルを取ろうと扉を開けるたびにさっとどこかへ行ってしまい、閉めてシャワーを再開するとまた鳴く。あがって緑のたぬきを食べていると、猫の朝ごはんが自動給餌器から出てくるのではじめて朝食を一緒に食べる。ふだんはこの時間に人は起きていない。八時前くらいに布団に入ると耳元ですんかすんかと鼻息を吐きかけてくる。やめてー。足元に落ち着いてくれたので眠るのだが、いつの間にか脇腹のところに移動してじわじわプレッシャーをかけてくるのでヒトの寝相がくの字になって、苦しくなるたび目が覚めて、目が覚めるたび布団の上のヒトの可処分スペースが確実に狭まっていった。ルドンを一晩ひとりぼっちにした罰だ、と甘んじて小さく丸まって眠る。昼過ぎに起きて、もう一度熱いシャワー、のち洗濯と掃除。ラーメンを食べに自転車で出かけるか迷いながら本を読んでいるとあっという間に夕方で、奥さんからクロワッサンを買って帰ると連絡がある。三日前からずっと食べたいと思っていたので、嬉しい。ラーメンの口でもあったが、待つことにして読書。二時間くらいで帰ってきて、クロワッサン。G1 CLIMAX の準決勝を見るが集中できず、夕食の支度をして、豚しゃぶとしゃぶしゃぶしたお湯で具沢山名残り豚汁。満腹で、お風呂にゆっくり浸かって汗をかき、猫と遊ぶ。ルドンは二階に上がる時、きまってヒトを先に上らせて、折り返す直前でダッシュしてヒトらを追い抜いていく。楽しいのもあるだろうし、先に遊ぶために二階に上がったら、うしろからヒトがついてこなくてがっかりするというのを避けたいのだとも思う。二階で無限にねこじゃらしで遊び続け、前転したり、その場で垂直ジャンプしたり活発だ。元気いっぱい。集中力の持続もすごい。さいきん太り気味で心配だから、たくさん運動してくれるのは嬉しい。
