八時に起きて朝から青木さんと本の打ち合わせ。そのまま原稿の修正作業。見込みが甘くて二時間ほどかける。労働も開始する。きのうの日記も書く。書きたいことがある日の日記は時間がかかるわりに採れ高が少ないとしか思えないのでもどかしい。あっというまにお昼で、蕎麦食べる。エネルギー補給を終えてようやく日記を終える。読み返すと書き足したくなるからいつもどおり一筆書きで、後戻りはしない。寝起きからフルスロットルで動いたのですこし昼寝。労働のキリをつけて買い出し。最寄りのスーパーが閉まったので別のところを覗くとじゃがいも一つに何種類もあって判断コストが高い。価格も安くない。ひとつひとつの選択にくたびれた。このスーパーからの動線だと帰りに図書館にも寄りたいので荷物が重たい。郵便受けには各文芸誌が届いている。全てが重たく嵩張るので、部屋までのあとすこしが過酷だ。文芸誌を読み始め、夕方からは山梨でのプロレス中継も見たい。こんなにみっちり動き詰めだと、一日できることというのはなんと少ないことかと思う。むしろほとんどの時間を呆けている日のほうがなんとなく充実した気分でいるし、じっさい日記も長くなったりする。要はぼんやりと思考を遊ばせる余裕がなければ時間は行為で塗り込められて空疎になる。タスクを高速で処理するようなとき、アドレナリンは出るがそのようにイケイケになって声が刺々しくなる僕のことを僕は好きではない。クールダウンだ、と思いながらプロレスの配信をつけて、四十分かけて夕食をつくる。食べ終わるころにはようやく一息ついて、だらだらお風呂に入りながらインターネットを回遊し、短い日記を書いた。長湯をして出てくると奥さんは旗揚げ記念日の試合を楽しんでいた。興行が多すぎて、どれを見たのだかわからなくなる。プロレスラーは毎日のように試合して、しかも移動までするのだからすごい。タフだ。僕はといえばもう岐阜から一週間になるのかと驚くばかりだ。休んでいたら終わってしまったように思う。そのあいだに新日本プロレスの選手たちは三だか四度か試合をしてる。こわ。
