2026.01.10

嬉しいお誘いや提案の連絡を受け、はしゃぐ。気分がいい時はチャンスなのでそのバイブスで社交note を書く。夜に非常に久しぶりに会う友人たちとの会があり楽しみだった。いつかの日記で「会うときは優しくしてね」と念を押された会だった。「この面子で集まれるのはこれで最後になるかもしれない」などとジエン社のようなことまで言われて、楽しみなのと同じくらいなんだか怖くもある。縁を切られるのかもしれない。noteは書き捨て感覚でやるので、あとから誤字がどんじゃか見つかる。

結果的にみんなで会えてただ嬉しく、楽しくはしゃいだ。次の約束も取り付ける。本名のほうでここまではしゃぐのは久しぶりかもしれない。友人からの評言が、柿内評としても的を得ているようで、干支一周分くらい前の自分のやっていたことにこうしていまだに取り組んでいるのだなと諦めに近い爽やかさがある。曰く、お前の書き言葉は誰にでも優しすぎ、話し言葉は率直すぎる。だから書き言葉に慰められ励まされた人が、話し言葉に傷つき失望する。お前がいちばん輝くのは、ややこしい理屈っぽい遠心力と、親切で素直な求心力をバランスよく往復するときで、不調なときは、ただ小難しいだけで理解する気になれないか、ただ優しいだけで真剣に付き合う気になれない。だいたいそのようなことで、『随風』で書いていることは、書き言葉がつくる幻想と話し言葉の失望との関係についてとも要約できるけれど、それは個人的な経験とケリをつけておくための試みでもあったのだなあと今更感づくことになった。改札前でみんなで写真を撮った。終電で帰って、風呂上がりにアイスを食べる。

柿内正午(かきない・しょうご)会社員・文筆。楽しい読み書き。著書にプルーストを毎日読んで毎日書いた日記を本にした『プルーストを読む生活』、いち会社員としての平凡な思索をまとめた『会社員の哲学』など。Podcast「ポイエティークRADIO」も毎週月曜配信中。