昨晩日記を書き終えた後にポッドキャストのPR動画を突貫で編集しておいて、今日の正午にツイートできるようセットしておいた。
この2日くらいの寒暖差のきつさは、もともとその気はあるのだけれど今年は特に顕著な寒暖差アレルギーっぽい症状を僕に引き起こしていた。夜になって冷え込むと蕁麻疹が出る。パンツの際などが特に辛い。パンツはそもそも最近蒸れが我慢ならず、僕は人生でユニクロ以外のパンツをほとんど知らない。もしかしたら全く知らないかもしれない。それでダメ元でTwitterで知見を募ると、それを見た方にDiscord のほうでものすごくためになることを教えていただけた。嬉しい。そうか、こういう生活の知恵掲示板みたいにこのサーバーを使いたかったんだった、と思い出せるような親切で、とても感激した。これからはパンツにこだわろう。
私たちは太陽によってマインドコントロールされている。日照は謎の脳内物質セロトニンの分泌を加速し、こんな暑くて多湿な日に出歩けば私はくたびれてしまうのに、心は浮き足立ち、楽しげで、ほかの人間たちと同様家の外を出歩くことを強いられ、消費行動を促進する。私はそれを私の意思だと思い込んでいるが、私の体は限界だ。それなのに、私は外出を意思してしまう。私個人の特性と、人間一般の身体の特性が噛み合っていない。これは陰謀である。
奥さんが世界の深層に近づくと、街のカラスはざわめいた。そういうわけで二人は今日もお出かけだ。奥さんはInstagramと店舗ホームページの検証によるいいお店の捜索が冴えている。今日も奥さんの見つけたカフェに出かけて、ウェイティングリストに名前と電話場号を残しておいて、近くの商業施設でパンツを物色した。教えてもらったブランドがあるようなお洒落な場所じゃなかったので、子供の頃ダイエーメイトピア店の二階で母親に下着を見繕ってもらっていた感覚を思い出すようだった。ワコールのブランドだというところの二千円くらいするやつと、よくわからん千円くらいのを買って試してみることに。僕はここに及んでも無印のやつとか試してみてからでもいいんじゃない? などと言っていたが、松竹梅の比較はまず松と梅を較べるべきだという奥さんの説に納得した。しかしこれは竹なのかもしれない。Discord で教えてもらったようなやつは四千円くらいする。これこそが松なのかもしれない。それもきっとすぐに試すだろう。
会計が終わる頃に電話があって、うきうきカフェに。今日の奥さんの選定眼もドンピシャで、とても美味しく感じの良いお店だった。個人店で明らかにキャパを超えた入りで、店主の動作が鬼気迫ってしまっていたのがこのお店の調度や音響に感じられる細やかな気配りとそぐわなくて、本当はこんなはずじゃなかったんだろうな、というのがすこし不憫だった。オーダーからサーブまでなんて一時間でも待たせてもらって構わないから、ゆったりしてほしい、と思う。鯖サンド、無花果とクリームチーズのワッフル、どちらも満足。
帰宅してシャワーを浴びて、二千円のパンツに履き替えてみる。歩くとホールド感やフィット感が塩梅よく、それでいて窮屈じゃない。歩くと気持ちがいい! とはしゃいだ。これは松パンツ体験に期待が高まる。
奥さんが観にいって大変良かったという『XXXHOLiC』の舞台の配信を一緒に観た。たしかにとてもクオリティが高いところで安定していて、何より驚いたのは僕は『XXXHOLiC』といえば夜に爪を切ってはいけないことしか覚えていなかったが、観ているうちにコマ割りレベルで鮮明に思い出すものがあったということで、当時僕はあんなにも夢中に読んでいたのに! と気がついたことだった。どうして忘れてしまっていたんだろう。毎巻小口の色が違って綺麗なこと、『ツバサ』に興味が持てずクロスオーバーが加速した頃に読むのを止めたこと、百目鬼の顔が好みなこと、スガシカオやBUCK-TICKのこと、なにより座敷童がとんでもなく可愛いこと──今見るとめちゃくちゃ桜顔だ、僕のこの好みを決定づけたのは恐山アンナだと思っていたけれど座敷童でもあったのかもしれない。
