2021.12.26

目は覚めたけれどあまりの寒さに布団から出られない。昼近くになってようやく起き出す。こういう時、さっさと縦になってしまった方が寒くなかったりするとわかっていてもなかなか起き出せない。ゆっくりお風呂に入った。ようやく体が温まってくる。

今日は三軒直納品の予定だった。流石に重たくてスーツケースに本を詰めていく。

荻窪へ。本屋Title へ追加の納品。きょうは本は買わずにカフェでゆっくりしようと思っていたのに、結局納品分以上の本を買ってしまう。その後、奥のカフェでりんごのタルトとカフェラテ。美味しかった。辻山さんがお会計の時、名古屋は帰るんですか、と聞いてくれて、名古屋の話をすこしした。いま思えばスーツケースを見ての話題だったのかもしれないな、と気がつくが、その場では気が付かなくてリブロの話なんかをニコニコしていた。

もしかして今日ってものすごく寒いんじゃないだろうか。スーツケースを持つ指先の感覚がすぐなくなる。

新宿経由で下北沢。日記屋月日へ。応対してくれたお店の人は『町でいちばんの素人』を読んでくださっているらしい。嬉しいなあ。確か『プルーストを読む生活』も読んでくださっていたはずで、マスクをしているとなかなか自信が持てないけれど、たぶん同じ方だ。新しい店長さんともご挨拶。コーヒーをいただいて温まる。そのまま本屋B&Bにも納品。電車の中で今週の「だえん問答」を読んでいてやっぱり欲しくなった『疲労社会』などを買う。

帰り道はより一層寒い。耳の感覚もなくなる。ラーメンが食べたい。今日は家に一人なので食べにいきたいがまずはスーツケースを置きたい。それにちょうどいただいた追加注文も今日のうち出してしまいたい。一度帰宅して荷解き、クリックポストの手配をして、梱包。コートのポケットに財布とガムテープとはさみを突っ込んで身軽に家を出る。コンビニで伝票を印刷、その場で伝票を貼り付けて、ポストに投函。駅前のラーメン屋さんでふつうに美味しいラーメンと餃子と葱ご飯のセット。満足。

帰宅してPopIn を独り占めするいい機会なので奥さんが帰宅するまで『犬鳴村』を大画面で見ながら日記を書く。この前のゴジラと同じく序盤から続々と怖くて嫌なことが起きていく景気のよさ。おかげでこれだけ書くのにも一時間半もかかってしまった。

柿内正午(かきない・しょうご)会社員・文筆。楽しい読み書き。著書にプルーストを毎日読んで毎日書いた日記を本にした『プルーストを読む生活』、いち会社員としての平凡な思索をまとめた『会社員の哲学』など。Podcast「ポイエティークRADIO」も毎週月曜配信中。