2022.01.10

昨日は日記を書き終えてからiPad のSketches というアプリで突然漫画を描き出した。てきとうにあたりをつけて描いて、セリフはAffinityPublisher で植えていく。ホームページに配置して、Twitterにも上げてみる。Twitter はいまiPhoneに入ってないから通知も気にならないし、どんどん人気者になりたい、Twitter ではきっと漫画が読まれるだろうから、という安易な発想がある。というのは半分以上冗談なのだけど、宣伝っぽいツイートはスルーするけど漫画なら読んじゃうという人に届いて、また『プルーストを読む生活』が売れたらいいなという助平心は確かにある。とはいえなによりも素朴に手を動かすのが面白くなって、どんどん描いてしまう、なんだろうな、突然のこれは。自分でも不思議だけれど、漫画を描いてみたいなという気持ちはずいぶん温めていたから、ようやくそれが形になったのだろう。欲望やアイデアを温めておいて、それがふつふつと発酵しだすタイミングは、いつだって不意だ。

奥さんが帰ってきたので興奮して眠れない。布団の中でたくさんおしゃべりをしてしまう。

それでも今朝はちゃんと起きて、いや、ないな。起きたけれどがっつり二度寝した。それからコーヒー豆を買いに、自転車で出かける。自転車はすごい。ビュンと行ける。ついでにもうひとブロック進んで、自転車屋に先に寄ることにする。ランプと鍵を買う。貰った時にはついていなくて、ホルダーはついていたからたぶん充電してそのままだったのだろう。しまったことだった。ちゃんと確認すればよかったのだけど、まあしょうがない。これで暗くなってからも自転車を使える。それからコーヒー豆を買う。自転車はすごいな。ちょっとした移動の面倒さが格段になくなる。ちょっとそこまでだったらさくっと行けちゃう。昨日の靴に引き続き、なんだか生活をいい感じに整えていく時期らしい。新年っぽい!

ふたつめの漫画を公開する。さんこめも描き上げてしまった。こうやってほぼ毎日更新のペースでやっていくのは流石にここまでだろうけれど、気分が乗る時にノリノリになっておいたほうがいい。明日の午前中に予約投稿をセットする。

愚かだと思いつつ、また閉まってしまう前にとひいきのお店で外食をする。前回の感染拡大と違って、愚かな大運動会がなくて、ただただ大衆の愚かさ由来の感染拡大で、僕はそれはずいぶんましというか、削られないで済む感じがある。僕も愚かな大衆の一人だ、という謎の連帯感すらある。あの夏のせいで、僕はずいぶんこの国や、政府というものへの不信感を決定的なものにしたのだな、ということを、改めて、そして引き続き強く思う。まじで許せねえ。許さないからな。

柿内正午(かきない・しょうご)会社員・文筆。楽しい読み書き。著書にプルーストを毎日読んで毎日書いた日記を本にした『プルーストを読む生活』、いち会社員としての平凡な思索をまとめた『会社員の哲学』など。Podcast「ポイエティークRADIO」も毎週月曜配信中。