奥さんはお昼寝をたっぷりして、とてもいい顔になって帰ってきた。質のいい睡眠って大事。その発言に説得力が感じられるほどのいい顔だった。僕は量は寝てしまうのだけど質はイマイチなようで、奥さんのように晴々とした顔になりたいと思う。
『パロールの奪取』を読み終えて、『歴史と精神分析』か『ルーダンの憑依』かで迷う。序文と解説を先に読んで、これってつまり心霊ドキュメンタリーってことかもしれないな、と思い『ルーダンの憑依』に決める。概要だけ見るとセイラム魔女裁判を想起するが、悪魔憑きとしてはルーダンのほうが古い。オカルトをあえて真剣に読むというのが僕のトレンドなので、セルトーもまた神秘主義の文脈で読んでいければと考えている。ポストモダンとオカルティズムの安直な魔合体には辟易とするが、両者に共通するユーモアには親近感を覚えている。醒めたうえで没入するというか、没入したうえで醒めているというか。とにかく僕は一つの原理を厳密に適用しようという硬直が嫌いみたいだ。人は間違えるし、し損ねる。完璧でなさを当然視すること。
なんとなく物足りなさがあって、なにかをしたいのだが何をすればいいのかわからない。ボードゲームアリーナは同じIPアドレス同士では遊べないようで、ボードゲームで遊び損ねたのでiPad に入っているカルカソンヌで遊びながら昨日買ったペダステのDVD の特典映像を見たりした。