さいきん奥さんは作業中に舞台俳優がテレビにも挑戦してみるというふうなバラエティ番組を見ているようで、久しぶりに見るとバラエティ番組というのは面白いねえと感心していた。バラエティ番組というのはじつは大人の楽しみなのかもこれまでの私は対象年齢に届いていなかったのかも、と言いながら慣れない映像の仕事に一生懸命取り組んだり露骨に嫌々付き合っている俳優たちをにこにこ眺めていた。
それで僕もバラエティ番組が見たくなって、今日は仕事をしながら「相席食堂」というのを見てみた。いつしかTwitterで見かけて気になっていた菅原小春・SAM 回を見て、面白くって衝撃を受けた。千鳥は七年くらい前にシェアハウスのテレビでみんなで漫才を見たのが最後の記憶で、こんなに捌きの巧い人たちだとは知らなかった。ロケに行く人の失敗も暴走も停滞もぜんぶ笑いに変えてくれるから、ロケに行く人はただ自分らしくいさえすればいい。笑わそうとせずに、やりたいことをやりたいようにさえすればいいと演者にも制作サイドにも思わせてしまうのはすごいことだ。最後まで見るとSAMも菅原小春も魅力的に見えてくるからすごい。それから東西レジェンド回を見て、安心して見れるロケとは技術なんだなあと感心する。素人のロケを成り立たせ、プロの凄さをさらっと分析する。この番組を見ていると、自分でもロケをやってみたくなる。出掛けた先で初対面の人の懐に飛び込んで、状況を的確に言語化し、自分のアピールもしたりしなかったりする。すごいなあ、やることがたくさんだ。ポッドキャストでロケ回を作れないものかな。
ポイエティークRADIO は次で百回。お便りを欲しがったらちゃんと送ってくださる方がいて、嬉しい。ちゃんと「ください」と言えばお便りは来る。すごいことだ。次回ぜんぶ読むから、読みきれない量来て欲しい。