昨晩は高田公太さん主催の怪談イベントのために横浜に。横浜西口のシェアハウスに暮らしていたのはもう七年だか八年前だろうか。久しぶりの東横線でかつての帰路を辿っていると、記憶してた以上に治安が悪くて戸惑う。90年代やゼロ年代を想起するビジュアルのギャル男たちが渋谷から大量に乗り込んでくる。今日になってhulu に入っていることに気がついて懐かしい気持ちで再生した『IWGP』の窪塚や長瀬みたいなファッションの子たちばかりだ。横浜駅のホームもすごい人出で、浴衣姿の人も目立つ。調べてみると花火大会だったらしく、みなとみらいで二万発くらいの花火が打ち上がるなか怪談を聴いてきたわけだ。平日のどまんなかなのに、子供たちは夏休みか。ギャル男たちはあいつ、隠れてあの子とチューした、みたいな話をゲハゲハしていて元気だった。『三月の5日間』のオープニングを思い出していた。
七年だか八年前、横浜西口のドンキでおにぎりを買って食べながら帰っていた。ビブレは閉店したと思っていたけれど、閉店したのはダイエーだった。ダイエーがないのは困る。買い物の用事がない場合、歓楽街のエリアは通ると疲れるので、川向こうを歩いた。横浜はこれまで暮らしたなかでいちばん街中で、家自体は閑静なところにあったが、帰り道は騒がしかった。あの家のにおいを思い出す。臭かった。古い水の臭い。若かったな、とも思うし、今でもできるな、とも思う。あのころは手ぶらで、心細くて、いつでも失踪してしまえると考えていた。
どうでもいいアニメを流しておきたくて、『邪神ちゃんドロップキック』の一期を観てみるとはじめは邪神ちゃんが不憫でつらかったが、だんだんああこいつはクズなのだな、と知れて、そこからは楽しめた。すごくちょうどいい気楽さ。
やたらと眠くて、ハムスターや猫くらいの時間すやすや寝ていたと思う。今日はそういう日。すこしだけ夏バテがましになった気がする。なんというか、微かに気力というか、明日を楽しみにする気持ちが湧いてくるような予感がある。
