2022.12.29

昼から飲むぞと張り切っていたのだけど、昨晩は三時くらいまで『きみの鳥はうたえる』の話をしながら夜更かししてしまった。それでも案外早起きで、午前中には動き出していた。

正午を待たずに蕎麦屋でブランチ。海鮮丼と鴨せいろのセットでたらふく食う。ランチビールを一杯。酒屋が開くまでの時間をペットボトルのお茶でてきとうに待ちつつ、僕は実話怪談を読み、奥さんは南米に挑戦していた。

酒屋で日本酒を二本。開栓時に景気良く吹き出してくるようなのが好き、と店主に伝えて見繕ってもらう。角打ちスペースでビールとウイスキー。奥さんは日本酒からのラム。干しホタルイカをライターで炙りながらしゃぶる。噛んでいるうちに沖漬けで馴染みのあの味が広がる。ほどよくほろ酔い。片手に酒瓶の入ったビニル袋をぶら下げてもう片方の手を繋いで帰る。

ばかみたいな映画をスマホいじりながら観て好き勝手に文句を言いたい、と『ゾンビ津波』を二人で始めると文句のつけどころがあんまりない良作で、え面白いじゃん、いい感じじゃん! などと声援を送ることになる。だんだん眠くなってきて、夕食のあとはシャワーも浴びずに21時ごろには寝落ちていた。すばらしい。

柿内正午(かきない・しょうご)会社員・文筆。楽しい読み書き。著書にプルーストを毎日読んで毎日書いた日記を本にした『プルーストを読む生活』、いち会社員としての平凡な思索をまとめた『会社員の哲学』など。Podcast「ポイエティークRADIO」も毎週月曜配信中。