何もできないような時に細切れにジャッキー・チェンの映画を眺めるというのをしていて、きょう六分割くらいにした『スパルタンX』を観終えた。バルセロナは僕が唯一行ったことのあるヨーロッパというのもあって、知っている場所が映るとそれだけではしゃいでしまう。精神病やホームレスの描き方が現在からすればあまりにも酷い。近年のジャッキーのことを考えても気持ちは暗い。それでもこのころの香港映画の元気いっぱいな明るさはいい。ラストの対決シーンの振り付けの見事さ!ただ速くて迫力があって強そうというのではなく、あくまでチャーミング。
昨晩の録音中に発議された内容に基づいて部屋の模様替えプロジェクトをきりきり推進する。奥さんが仕事をしている部屋から主だった本棚を奥の空き部屋に移動させる。言葉では簡単にいうがこれは重労働である。コンテナに本を満載してキャスターで運んでいく。コンテナを空にしてまた一杯にしてというのを六往復くらい。空になった本棚を担いでうんしょうんしょと設置する。本を入れなおす。これを横長の本棚と縦長の本棚のふたつやる。これまでにすでに中くらいの本棚ふたつを移動させていたが、今回は大きくて、汗だくだ。奥さんは現寝室からラックを一台、現仕事部屋に移動させた。同じ部屋に布団も持ってきて、寝室機能の移行は仮決めされる。元寝室が奥さんの私室になるので、僕は奥の部屋に自分の服なんかをだんだん持ち出していく。まだ寝室にディスプレイだったりが設置されている奥さんの仕事用ラックが残っているから、明日以降これを元寝室に持っていかなくちゃいけない。進捗としては半分くらいだが、ようやく今後の生活空間が見えてきたような気がする。
夕飯の買い出しに出かけるとものすごい暑さ。きょうは時間が過ぎるのがあっという間だと思うのはねぼすけだったからだろうか。模様替えを頑張ったからだろうか。両方でしょうね。
Kindle を買ったのでどんどん本を入れて夜道やソファや風呂や布団で読み散らかしている。Unlimited に入っているウー・ウェンのレシピ本を見つけて、寝付けなかった昨晩は奥さんとあしたはなに食べたいかな、と相談していた。これは楽しい遊びかもしれない。献立に迷わなくていいし。こんばんは香菜と紫蘇の白和え、白魚と生姜の炒め物。白和えはたっぷりの練りごまとひと匙のわさびで決める。油に赤唐辛子と花椒の香りをうつしてから下味をつけた魚をしっかり炒めて、オイスターソースと塩で味付け、最後に生姜の千切りを入れてさっさと火からおろす。この炒め具合でレイヤーをつけるの格好いいなと思う。冷凍の鱈を使って解凍時に水気は拭き取ったのだが不十分ですこしべちょってなってしまった。明日はレタス炒めと酢豚を作ろう。