きのう印刷所から発送連絡が来て、着時間の指定は一八時以降になる。午前中に来てくれたらうれしいと思って何もせずに待っていた。そわそわと本を読んでいて、そろそろ家を出なきゃなというタイミングで荷物が来たので粘った甲斐があるというもの。『『ベイブ』論』の在庫が届いた。なかなか可愛くできた。表紙の紙を使ったことのないものにしたからどうなるかと心配だったけれどかなりいい感じ。コルドバ200K。しなやかな革のような風合いが特徴ですとのことだった。本文は奥さんにもチェックしてもらったけれど、まあここはいいかという既刊の広告部分に二箇所ほどミスがあり、萎える。まずは完成を喜びたいのにすぐさま失敗が目につく感じ、あまり楽しくない。気を取り直して写真をいくらか撮り、いい感じに加工して各所にメール、SNS に告知を出す。今回はそんなに売れないだろうなと思っているけれど、じっさい拡散の伸びはゆるやかで、そもそもいまツイッターってまだ使われているんだろうか。
昼は打ち合わせで、来年は忙しくなりそうだ。午後はあれこれの用事を済ませつつ資料を読み込んでいるとあっという間に過ぎて、夕食の支度をする。火加減がどうもうまくいかず、二回連続で煮詰め過ぎて焦げをつくってしまった。ぶじに本が完成すると安心してぷっつり糸が切れるというか、ここからが本番なわけで近日中のタスクと近未来の不安とで圧迫されており、きょうはあまり書く気分にならない。あれこれと相談もしたかったのだけれど、奥さんも体調がよくなくて、あまり頼ってもいけなさそうに感じたので読んだ本が面白かった話を始めたが空転してあまりハマらなかった。あんまり面白くないのかもしれない。というかこの面白さを伝えられるほど僕が面白くないのかもしれない。こんなことならこれからの用事や心配事についてだらだら喋っていたほうがまだましだっただろう。よくない負の循環に陥りかけている。いや、もうきょうは手遅れのようだった。日記を書き出すもやはり気が進まず、あらゆる音がうるさくて気が散る。元気がなければすべてがつまらない。体力をつけねばなるまい。
