規則正しい生活をするぞと昨晩のうちに宣言して、日付が変わる前に布団に入り、九時前には起きた。有言実行だ。ほんとうはもうすこし早く起きれるはずだったのだけれど、八時台に目が覚めたことが嬉しくて、気が緩んで眠ってしまったようだ。あしたはもっと早く起きて午前中の知的生産ものすご人間になっているかもしれない。無理かもしれない。
『事務に踊る人々』はかなり面白い。四角なグリッドに対するフェティシズム、それによって駆動する知的営為。文学評論としてもエッセイとしても秀逸で、そうそう、こういうのを読みたいんだよと嬉しい。コーヒー豆を切らしていて、あえて補充していない。最近コーヒーへの欲望が薄らいでいる気もするので、戯れによしてみようと考えたのだ。紅茶などは飲むからカフェインが断てるわけではない。
夕方、なんだか元気が出ないとぶーたれていたら運動しろと奥さんに追い立てられ一年振りとかだろうか『リングフィットアドベンチャー』を行った。かつての僕がこなしていたセレクトコースの折り返しよりもずっと前に音をあげかけて、でも意地で最後までやった。こうもはっきり過去のじぶんよりも体力が落ちていることを突きつけられると後に引けなくなる。お風呂に入るために服を脱ぐとすでに腕や腹がムキムキしていて可笑しかった。こうやってすぐに変化があるから面白くて続けてしまう、こともある。