2024.11.19

目が覚めると鼻の頭がきんきんに冷やされていた。

先日岸波さんに教えてもらった法月綸太郎『ノックス・マシン』を昨晩お風呂で読み終えたので、今朝の電車ではまんまと『アクロイド殺し』を読んでいた。Kindleではこの数日は断続的に会田弘継『それでもなぜ、トランプは支持されるのか』を進めていて、アメリカ思想史の概観を徐々につかんでいくような面白さがあるのだけれど、ずっと読んでいたいものでもなく、久々のジャンル小説の面白さにずいぶん癒される。クリスティは『オリエント急行殺人事件』くらいしか読んだことがない。これすらも、映画しか見ていないかもしれない。ほとんどはじめてのポワロを帰りの電車と夜道で読み終える。次は『そして誰もいなくなった』だ。けさ冷え切った掌の芯が、ずっと冷たい。お風呂にしっかり入る。温まってくると気分が上向いてくる。つまり、きょうはずっと落ちていたということだ。脱衣場との温度差がすごくて、ひょえええとなる。そういえば、読んだ本の話を日記に書くの久しぶりかもしれない。

柿内正午(かきない・しょうご)会社員・文筆。楽しい読み書き。著書にプルーストを毎日読んで毎日書いた日記を本にした『プルーストを読む生活』、いち会社員としての平凡な思索をまとめた『会社員の哲学』など。Podcast「ポイエティークRADIO」も毎週月曜配信中。