2025.02.07

出勤前の朝読書として読み継いできた『霊的最前線に立て!』を読み終えてしまう。楽しかった。これからも立ち続けるぞ最前線。明日からはどうしようかな、と考えて、棚を物色。でかめの小説にするか、と思い、『ロマン』と『密告者』と迷いつつ、『夜のみだらな鳥』に決める。朝からドノソ。朝から夜。朝からみだら。

ごはんを替えたからだろうか。砂だろうか。猫のうんちがすごくくさい。朝の挨拶でお尻を見せてくれるのだけど、すごく、くさい。やめて。

換気のために窓を開けると、家の前で野良猫がじっとこちらを見ていて、わざわざ二階のこの窓を見つめているのが少し不気味で、黒沢清っぽかった。換気を終えて閉めるときにはもういなかった。

お昼は煮込みうどん。出汁を作りながらも醤油にするか味噌にするか決めかねているほどに行き当たりばったりの料理だったけれど、いい感じにできた。新しい本の入稿もぶじ完了。あとは待つだけ。

すこしだけお昼寝。お茶の時間もしっかりとりつつ、真面目に労働。夜はトマトパスタのつもりが麺が切れていたので急遽買い物に出る。どこまで寒くなるつもりなのか。

猫のおかげでずいぶん朝型になってきたとはいえ、今日もすこし寝坊気味だったし、だんだん乱れてきている感じがあるので、Kindle Unlimitedで『ドーパミン復活早起き法【対話版】: 「最高の目覚めと深い睡眠」「最高の気分と活力」を手に入れる最短ルート案内』を読む。二度寝はなるべくよしたほうがよくて、生活リズムは気合いで継続するほかないということわかった。根性論は僕の霊統とは異なるのだが、これもまた最前線か。何を言っているのだ。

『魔法使いの約束』の舞台、祝祭シリーズの一本目を寝る前に見る。この舞台は、演出はけっこうやぼったいのだけど、なぜだかわりと好き。歌と衣装が楽しいからだろう。

柿内正午(かきない・しょうご)会社員・文筆。楽しい読み書き。著書にプルーストを毎日読んで毎日書いた日記を本にした『プルーストを読む生活』、いち会社員としての平凡な思索をまとめた『会社員の哲学』など。Podcast「ポイエティークRADIO」も毎週月曜配信中。