きのう、朝の読書は『夜のみだらな鳥』だというと、朝のげんきな猫、と奥さんが応えた。対義語だろうか。われらが愛猫は朝から元気でよろこばしい。今朝読んだところはそこそこみだら。しかしみだらってなんだ? 「性に関して不真面目で、だらしのないさまのこと」。だとするとその対義語って、性に大真面目でストイックなさま、それって性豪ではないか。出がけにゴミ出し。猫砂があると平気で五キロくらいあるのを二袋溜めてしまったから、なかなかの修行。一緒に行くと言ってくれた奥さんが眠そうに寝ていたから仕方なく一袋諦めてぱんぱんに詰めた三袋だけ出す。たぶん十二キロくらいあった。ムキムキになってしまう。
あたらしいひとつの世界がひらけてくるときは、じっさいにひらけてくる世界よりもはるかに以上の世界がひらけてくるもののように、わたしたちは思う。
『定本見田宗介著作集Ⅸ 宮沢賢治 存在の祭りの中へ』(岩波書店) p.36
柳田國男による、明治大正期のひとびとが鉄道をどのように受容したかを記したものを引いての一文。AI技術のブレイクスルーに沸き立つようすにまで通じる。
電車遅延の煽りを受けて出勤でくたびれる。日中はずいぶんぼんやりしてしまった。
Drafts 経由で気まぐれにあちこちに投稿する文字群。それらを一日の終わりに日記へと集めてくる。あちこちに書き散らかされた断片を、統合するでもなく集約する場としての日記。
美味しいチョコレートを買って帰って、うやうやしく献上する。一緒に食べる。おいしいものを分け合って食べる以上の喜びはそうそうない。
