2025.02.12

きのうは寝坊してみだら読めなかった。今朝は起きれたけれど、奥さんも早起きで、朝からおしゃべりモードだったためあまり読めず。読書モードのときに話しかけられると読むのも話すのも諦めきれず、どちらも半端になるのでうまくいかない。とはいえ、きのう届いたコーヒーメーカーのタイマー機能のおかげで、起床すぐさま淹れたてのコーヒーが飲めるし、その隣にクリームパンも用意しておいたから朝食を二階でそのまま摂れることになって、そのぶんの時間は読めたはず。であれば、寝起きの奥さんとのおしゃべりにもうすこし集中して付き合えばよかったかもしれないとも思う。ルドンのお腹に薬をさして、ごほうびのおやつをあげる。けさはずっと奥さんのお腹に乗っていて、あまり構ってもらえない。ゴミ出しに寄ると電車を逃してけっきょく遅刻。間に合うための早起きではないのでべつにいいけれど、出だしから躓いた感はある。大きめの溜息が出たところで、うしろから知らない人に挨拶された。息を吐ききるまでのあいだに通り過ぎていってしまうから、返事もできない。

出がけに、奥さんに、パンが、と呼び止められて、二個食べてのこり半分の四個入りの袋を指されるが、慌てていたので、てきとうに置いといて!と応えてしまったけれど、あれは片付けていけという意味ではなくて、食べてもいいか尋ねる意図であった可能性に、出社後ようやく思い至る。食べたかったのだとしたら申し訳ない。

Discordのどこかのチャンネルで知った『ネコはここまで考えている』をKindleで買って電車で読み始める。ルドン、あなたはどこまで考えているの。乗り換えのタイミングで見田宗介に持ち替え、さらにカントも読む。この当時、形而上としてとらえられていた領域は、現代日本からするとスピリチュアルとか文学としてしかイメージされないようなものなのかもしれない。

朝食について考える。一階のキッチンに立たずに二階で朝を完結させるためには、冷たいごはんにするほかないが、さいきん食パンだと具合悪くなることに気がついたので、なるべくタンパク質にしたい、と思っての薄皮クリームパンだけれど、毎日これだと流石に違う気もする。ゆで卵とか作り置きしておくか。それはよさそうな気もする。

やたら眠くて、会議中たぶん寝た。早めに帰宅。お風呂で溶ける。

柿内正午(かきない・しょうご)会社員・文筆。楽しい読み書き。著書にプルーストを毎日読んで毎日書いた日記を本にした『プルーストを読む生活』、いち会社員としての平凡な思索をまとめた『会社員の哲学』など。Podcast「ポイエティークRADIO」も毎週月曜配信中。