朝はよろよろで、ついソファベッドで二度寝。横向きで寝転がっているとルドンがやってきて、僕の手首を抱き込むように前足と後ろ足を片方ずつちょこんと載せて、そのまますやすや寝息を立て始めた。あまりの可愛さに背中の毛に顔をうずめて眠る。たまらず奥さんを呼び、写真を撮ってもらう。外はじゅうぶん半袖で歩けるが、陽射しが目を焼くほどでもない。
自販機に五百円玉と十円玉を二枚挿し込み、百二十円の麦茶を買うと、百円三枚と五十円一枚、そして四枚の十円硬貨が返ってきた。硬貨三枚が四枚に増えるのもすこし嫌だったけれど、結果としては硬貨は三枚から八枚。倍以上に嵩張ることになった。あまりのことに悲鳴も出ない。
面白そうだし楽しげだけれど、狙っている効果がさっぱり読めない依頼に返信。探り探りで書いていたら、かなり図々しい感じになってしまった気もする。誰かの代打であるというのでも全然いいので、人選の意図や経緯が見えたほうが安心できる。代打、好きな言葉だ。なんかたまたま手近に立っていたから使う、というのが理想のオファー。そこにいたから、というだけの理由で、よくわからないことに巻き込まれるというのがもっともわくわくする。はじまりから明らかに間違っているし、それは面白い間違いでありうるから。
この日記を読んだ奥さんに、ねえ、これだとお釣りが三百九十円しか返ってきていないよ、と言われ、たしかに、じゃあ十円が五枚だったのか、いや流石にそれは、なんか四枚だった気がする、あれ、てことはもしかして、僕は五百十円しか投入していなかったのかな、だとしたら。困惑したのは自販機の方だよそれじゃ、奥さんは呆れた。
