クーラーのない寝室が寝苦しい程度には温かくなり、明け方にはルドンが入ってはいけない部屋に侵入した。ふたりして寝不足で、体調がぐずぐずぼけぼけ。洗濯をしたらお気に入りのTシャツに思い切り色移りして手を尽くしたがどうしようもなかった。労働で嫌な目にあった。洗い物をしたら床とズボンがびしょびしょになった。本が読めなかった。デスペとDOUKIの試合がしょぼくれていた。散々な一日、とまとめるのはたやすい。現実とはとかくチビシーものなのである、と落涙したくもなる。あるいは、人生とは悲惨そのものだ、と表せすことさえできるかもしれない。しかし、それはあまりにも大袈裟だ!
