夜は新宿FACEにDDTを見に行く。昨日の時点でMAO、飯野の欠場がアナウンスされており、そうかあ、と残念に思っていたのだけれど、当日になってKANON、彰人、納谷も体調不良で欠場とのことで、両国で同じ試合に出ていたひとたちが全滅で、インフルだろうか、チーム200キロは大丈夫かしら。けっこう残念だね、と奥さんと話す。
後楽園ホールは配信で見慣れるよりも先に、なんならプロレスへの思い入れをそこまで持たないままに血を見たさに行ったFREEDOMS の興行で現地入りしていたから、いつもプロレスの試合の映像で見ているまんまだ!という感動はむしろきょうのFACEのほうがずっとある。会場中の場内では上野や須見のサイン会がやっていたり、ロビーでの物販には鈴木みのるも立っている。ドリンクチケットでビールをもらって、デムースの物販の前でしばらくもじもじしたあと、強烈な顔面が巨きくプリントされたTシャツを買う。Tシャツにサインをしてくれた。サイン入りのTシャツってもう洗濯できないんじゃないかな。前のお客さんがツーショットも撮ってもらっていて、いいなと思っていたけれど、あれはTシャツだけでもいいのだろうか、ほかの選手はポートレイトを買わないといけないけれど、デムースはポートレイトないもんな、もじもじしていたらPhoto? と訊いてくれたので嬉しくてハイ!と応えて写真を撮ってもらう。もう満足。デムースはメキシコからやってきてくれていて、身長は僕よりも低いくらいで、全ての部位が僕の三倍くらいの厚みがある。ドワーフみたいな外見で、白塗りで、角も生えてる。格好よすぎる。Tシャツにサインもらうときに奥さんにビールを持っていてもらったらちょっと溢してしまったらしく、服が臭くならないか心配だった。
当日の対戦カードは引用の通り。
○オープニングマッチ 30分一本勝負 ※変更カード
デムース&イルシオン vs 平田一喜&正田壮史
○第二試合 スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
吉村直巳&隈取 vs 高尾蒼馬&葛西陽向
○第三試合 30分一本勝負 ※変更カード
佐々木大輔&岡谷英樹&MJポー vs 松永智充&高鹿佑也&瑠希也
○第四試合 30分一本勝負 ※変更カード
クリス・ブルックス vs 石田有輝
○第五試合 スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負 ※変更カード
鈴木みのる&HARASHIMA vs 樋口和貞&佐藤大地
○セミファイナル スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
KONOSUKE TAKESHITA vs アントーニオ本多
○メインイベント スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
上野勇希&To-y&須見和馬 vs スーパー・ササダンゴ・マシン&髙木三四郎&秋山準
座席は入場口すぐそばのリングサイド二列目で、すぐそばを選手が通っていくのでそれだけで楽しい。どの試合もとてもよかった。オープニングマッチはデムースが主役だったし、陽向相手に怖い先輩をやる吉村もよかった。イルシオンの稼働が高かった。憎まれ役をやりつつ所作がキュートなのあざとくていい。クリス相手にふんばる石田もよかった。石田は先日の後楽園大会だったかでの奮闘で一皮剥けた感じがあり、かなりいい感じになってきている。どうしても背が足りないので色々と不利なのだが、それを補う術を見つけ始めている。いっそ白塗りにして角生やせばいいんじゃないか。それで相手の乳首を噛みちぎるのだ。鈴木みのるとHARASHIMAのタッグは元々のカードだったんだっけ、カード変更が続いてもうわからないけれどこれは楽しみなタッグで、さらに対角に樋口。樋口大きかったな。佐藤大地が鈴木みのるに果敢に挑んでいくので楽しかった。鈴木みのるの父性で一冊書けそうだが、さすがに二年弱のにわかが扱うのは無理だ。プロレスはいつからだって見始められる懐の広さがあるが、これもまた、過去を考慮されることなくなんとなく今の印象だけで「お父さんっぽい」などと断じられてしまう年長者の直面する不条理を象徴するようでもある。そういう意味では、生まれたての立場から無責任に書くというのは可能なのかもしれない。人が誰かに出会うのはつねに途中からであるし、中断もあったりする。遭遇前のその人の過程はじっさい必ずしも重要ではない。いちばん楽しみにしていたKONOSUKE TAKESHITA vs アントーニオ本多もすごくよかったな。アントンは入場から格好よかった。メインも思ったより楽しく、大社長とTo-yの声の出しっぷりがすごい。
観戦後は駆け込みでエビスコ酒場へ。ちょっと飲んで食べたら満腹の酩酊で。寝るまでだいぶ具合が悪くなってしまった。なんなら熱出したかと思った。
