2025.12.14

雨が降っており、起き上がれずにいた。布団のなかで2026発のビー玉を同時発射する特殊ビーダマン「スーパーナイアガラシステム」を自作する人の動画をふたりで見て、けらけら笑い、元気が出た。毒にも薬にもならない、ただ楽しいだけの工作を見せてもらえるというのが、インターネットの原体験である世代だ。こういうのは大好きに決まっている。

ぎりぎり午前中に活動開始。ブランチとして冷凍のビリヤニを楽しんだあと、手分けして奥さんは買い物リストの作成、僕は二階の掃除。それから二人でスーパーマーケットに向かう。スーパーマーケットは好きだ。超市場。

『カフェゴトーの記録』をレシピ本としてがしがし使う。かぼちゃのタルトをつくる。生地とフィリングとを分担しつつてきぱき作っていき、タルト生地の二度焼きはこうして分業するには都合がよく、いい感じに仕上がっていく。『チャイルド・プレイ』の吹き替え版を流しながら作業していて、『チャイルド・プレイ』は高校生くらいの頃にやっていた続編の下品な予告編を見て以来あまり良い印象はなかったのだが、オリジナルは流石にかなり面白かった。二台焼き上がり、先に粗熱をとっておいた一台を試食。最高。『カフェゴトーの記録』のレシピ以外も読んだらしい奥さんによると編集者は同世代らしい。いい仕事だ。

それから二階のベッドの向きを九十度回転させる大仕事を行って、解体が必要かと思われたが案外そのままでもいけて、きょうはやろうと思ったこと全部やって達成感がある。録音をして、途中で最近の僕の不調の原因が早口の抑制であることが判明し、さっそく早口でしゃべるとみるみる調子を取り戻すので面白かった。もう一切れかぼちゃのタルトを食べてから、ちょっとお出かけ。外食でハンバーグを食べる。外はかなり寒い。もうダウンでいい。

帰宅してお風呂の残り湯で洗濯まで済ませちゃう。それから飛行機を着陸させるゲームで遊び、満足して一日を終える。なんだか元気が出てきた。やれるぞという手応えを得た。

柿内正午(かきない・しょうご)会社員・文筆。楽しい読み書き。著書にプルーストを毎日読んで毎日書いた日記を本にした『プルーストを読む生活』、いち会社員としての平凡な思索をまとめた『会社員の哲学』など。Podcast「ポイエティークRADIO」も毎週月曜配信中。