二階の掃除をまじめにやり、混雑したスーパーへ果敢に挑み、ゴトーのチョコタルトを焼いて、録音をした。録音でも話した気がするけれど、混雑に並ぶとそれだけでもう出た気分になり、だからもう正月まで済ませたといってもよい。録音の配信日は二十九日の月曜に設定する。ほんとうは大晦日なわけで、しかも大晦日の心持ちを隠そうともしない。夕方になってようやく配信されたそれを大体の人は明日以降に聞くはずで、つまりはもう年が明けている。だからどうしたとも思うが、しかしわざわざ正月気分で大晦日気分を聞きたい人もいないのではないかとすこしだけ申し訳ないような気もする。
夕食はスペアリブと南瓜の煮物、ブルーチーズと白菜のサラダ、コンソメスープ。食事中、せっかくなので紅白をちょっとだけ見る。ほとんど何もピンとこず、というかそもそも何一つめでたさや祭り感がないので、せめてもっと腹から声出せやと文句を言い合った。堺正章だけが格好よかった。テレビのエンターテイナーという感じがするし、テレビのエンターテイナーの所作というのはもはやロストテクノロジーになりつつあるのだろう。
食後は日本酒をやりながら今年の「弁論」を見て、去年のようにいたく感心し、ワインの炭酸割りをつくりつつまた紅白をつけると米津が出ていて、なんじゃ、と思いながら頂き物のクッキーを齧り、それから溜まっていた謎丸を見ながらぼんやりしていたら三分前とかで、慌てて天ぷらそばのカップ麺をつくりはじめ、観測するまで事象は確定しないと嘯きながら年越しそばを食べた。
