都内のダイヤグラムが停電で軒並み荒れていて、いっそ諦めがついて午前中は在宅労働。昼前にゆるゆると通勤。それでもまだいつもとは異なるルートで大回りする。定期券をちょうど更新するべきタイミングで、振替依頼がちょっとだけ面倒かもしれないと危惧したがそうでもなかった。来週の締め切りのために必要な本を読むつもりだったがうまくのれず、とても久しぶりに「爆笑問題カーボーイ」を聴いた。放送一五〇〇回とのこと。すごいな。受験勉強のお供にポッドキャストや違法アップロードで楽しんでいたころにすでに長寿番組のように思っていたけれど、まだやっている。しかも相変わらずの味がする。還暦を超えてもなお舞台に上がって失敗にうじうじ凹むそのさまを吐露している太田光を、僕はテレビであまり見たことがない。爆笑問題は『不思議どっとテレビ。 これマジ!?』だけだ。僕にとっての太田はほとんどラジオで、ラジオとは素直さのことなのだと学んだのは太田だった。ヴォネガットも太宰もカーボーイの太田から読んだのだと思う。そして、太宰に関しては太田のラジオの喋りのほうが面白いなと思ったのだった。
今晩は社交なので、先に日記を済ませておこうと図るのだけれど、きのうの大相撲日記を書いていたらくたびれてしまった。日記の繰り越しはなるべくしたくない。借金のようにどんどん膨らんで首が回らなくなるので健康によくないのだ。そういいつつこれを翌日に書いている。
社交は餅つきもあり、賑々しく盛会だった。社交の場であったことを公にするのは野暮というものだけれど、自身もあれこれ発表しているし大丈夫そうかなと勝手に判断したひとについてだけ書いておくと、Ryotaさんとカンノさんがカウンターで二人きゃっきゃとデートの約束をとりつけていて、なんだよー! おれのRyotaさんだしカンノさんなのに!とやっかんだ。社交きっかけで嫉妬するほど仲良くなる友達がいるの、たいへん嬉しいことですね。嫉妬はするけど。あと、平井にも来てくれたささこくんが遂にHANABIにも来てくれて、なんだかとっても嬉しそうにはしゃいでくれていたのもよかった。終盤、にこにこ肩を組んできて、おれさ素直だからさ、というような話をして、こうやって楽しく酔っぱらって、そのうえでちゃんと人に気が遣えたり人懐こかったりする人がいると社交が捗るよなあと頼もしかった。ちゃんとはしゃげたり、はしゃいでいる人を見て嬉しくなったりできる場所にここがなっていればいい。Lifeを聴いてきてくれた人や、HANABIの常連や、ポッドキャストや本の愛好家や制作者などがわりあいよくわからない塩梅で混じり合っていて、相変わらず夜が更けるにつれ椅子が足りなくなるほどになってしまいはするけれど、かなり理想にちかい感じになったような気がする。これは、きょうここに名前を挙げたような友達たちに、ちょっと席空けて! 立ってて! 向こうで社交やって! ふたりだけで仲よくしないで! などとやや乱暴にするような、つまりお客でありつつ一緒にこの場をつくっているという意識を共有できていると信頼できる人らがある程度いるというのも大きいだろう。みんなありがとね、という気持ちになる。やっとちゃんとやらないがちゃんとできるようになってきているともいえるし、驕りや油断がすぐそこまで来ているともいえる。ラストオーダーが済んだころ、もはや恒例になってきたけれどRyotaさんに、あーつかれた!と言って最近の愚痴をこぼす。帰宅して寝るころには二時。東京は、遠い。
