案の定寝坊。いっそ清々しい気分でひらきなおり『ユリイカ』のゲラを直す。特集は「眠い」。朝起きなければいけないことへのやるせなさを痛感しながら読み返すといい文章だ。起きられなかった朝に読むべきだ。それで赤を入れ終わって返してから家を出る。日中もずっと眠かった。眠すぎて憤りが湧いてきた。なんで寝ちゃいけないんだ? なんで起きて労働しなきゃいけないんだ? あくびが止まらないぜ。帰って、寝たい!
噂は去年も流れていたからあまり取り合っていなかったEVILの退団が公式に発表され、ああ、と思う。であればやはりWWEに行くのだろうか。嫌いだから遠ざけていたけれど、大相撲の中継の見やすさに感心したりなし崩しでアベマを使い始めてしまっており、これでWWEだったらもしかしたらNJPW WORLD から乗り換えて課金することさえありえてしまう。ああ、EVIL。おお、EVIL。
寒さが日に日に厳しくなるなか、立て続けだった締め切りやイベントが片付いてできた空隙に憂鬱な無気力が入り込んでくるのは容易に予想がつくことで、どうにか気力を保ちたいのだがどうすればよいものか。帰宅すると奥さんもぐんにょりで、ふたりして時間を溶かす、あるいはふたりが溶けている時間を経て、夕食は本物のおでん——つまり透明な出汁なんかじゃなくて味噌煮込みである——、お風呂で温まるとようやく正気を取り戻し一日が始まる。もう日付は変わってるけどクッキーでお茶の時間にしちゃうもんね。また夜更かしだって? うるせえな。知るかよ。優雅にティータイムじゃ。
