グルメジャーニーは広告のジュースを弾き飛ばしてマージしていくゲームが全然できないままで、そのくせ惰性でやってしまう。さらにはブラウザで類似のゲームを見つけてそっちをライフが回復するまでの時間を費やしてしまうのを昨日まで続けている。流石にやばいが、底をついたようで、もうすこし面白いことをしたくなる。本を読むとやけに面白く感じる。こういうパズルばかりいじる時期というのは精神的断食みたいなところがあるらしい。大豆くんが編み物に集中できるようにスマホを放っておくFocus Friendというタイマーアプリをセットして強制的にいじれないようにして、スクリーンに投影して映画を見る。
『バーバリアン』は、身近にありえそうな恐怖体験からじわじわと超展開へともつれこんでいく変調の楽しさが『ウェポンズ』と共通しているが、僕はこちらのほうが好きだった。自宅が侵略されていく怖さだったり、Airbnbでとった宿がやばかったらどうしようという不安だったり、安心できるはずの空間がいちばん恐ろしい場所に変質していくことの嫌さが存分に味わえる。そのうえでしっかりエンタメでもあるのがすごいが、まず初めに大きな謎が提示されて進行するに従いだいたい全部がクリアに説明される『ウェポンズ』よりも、徐々に謎の領域が拡大していき全貌は仄めかし程度にとどめる本作の方が上質な怖気を提供してくれている。
続いて見た『ベネデッタ』はひたすらお下劣で、ティーンズラブみたいなイエス・キリストとの安いロマンス妄想や、おっぱい見せてもらいながらの自慰など、全編通して露悪的な笑いに満ち満ちているくせに、最終的になんだか真っ当なラブロマンスを見たなあという爽やかな気持ちにさせるのだから変だ。ラブシーンの撮り方はめちゃくちゃおっさんくさいというか、とにかくおっぱいが好きすぎるじじいの視点なのだが、被写体がみな強烈に剛毅なせいでその男臭さもなぜかいやらしくなく、とにかく性欲も信仰も権力もぜんぶぜんぶパワフルに全力投球という圧がすごい。カラッとしているわけでもなく、陰惨だし、下品なのだが不思議とまったく嫌じゃない。ちょっとプロレスに感じるキャンプに近いような気もする。
最近はタブレットやMacBookでアニメばかり見ていたが、やはり大きな画面でなにかを見るというのはいいなあとしみじみ思った。
